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公開日:2025年10月22日

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知事記者会見 令和7年10月20日(月曜日)

知事記者会見録

  • 日時:令和7年10月20日(月曜日)13時00分から13時40分
  • 場所:香川県庁本館9階県政記者室
  • 作成:広聴広報課

【8分49秒付近の知事の回答を次のとおり訂正します。】
誤)4月30日から5月4日まで
正)4月30日から5月3日まで

(報告事項)

・国勢調査へのご協力について
・前月の交通死亡事故について

 

(質問事項)

1.新総裁と自公の連立解消について
2.大阪・関西万博について
3.旧県立体育館について
4.ハロウィンのプロジェクションマッピングについて
5.瀬戸内国際芸術祭秋会期について
6.米軍ヘリコプターの緊急着陸について
7.高松空港のボーディングブリッジの新設について
8.瀬戸内国際芸術祭の安全対策について

 

報告事項

知事:
【国勢調査へのご協力について】
大変いつもお世話になります。今日もどうぞよろしくお願いをいたします。私から2点ご報告をさせていただきます。まず国勢調査でございます。5年に1度の国勢調査の年でございますけれども、10月8日が回答期限でございました。今、15日現在で県内に約41万5000世帯ございますが、インターネット回答と郵送の回答を合わせまして約8割の世帯から回答いただきました。調査員の回収による調査票はこの外にありまして、まだ集計ができておりませんので、これに追加されることになります。一方で、回答期限は過ぎましたけれども、まだご回答をいただいてない方がございまして、今、調査員が訪問をして回答の働きかけをしているところでございます。ぜひ、大事な、国の動向を把握する調査でございますので、これ以降もですね、調査をしていただいていない方におかれましては、早めの回答をお願いしたいと思います。24時間いつでも都合のいい時間に回答できるインターネット回答、これまでも、前回よりたくさんの方にしていただきまして、大変ありがとうございます。まだ回答いただいてない方もこのインターネット回答をご利用いただければと思います。もちろん郵送でも受け付けられますし、調査員の方に渡していただくのも構いませんので、できるだけ早めの回答をお願いしたいと思います。
【前月の交通死亡事故について】
2つ目は前月の交通死亡事故でございます。お手元にマンスリーレポートがございますけれども、残念ながら9月においても、1件発生し1人の方がお亡くなりになりました。この事故は、9月4日の夜に、高松市内の片側2車線の県道において、軽四の貨物車が対向車線にはみ出した後、そのまま対向車線側の歩道に設置している電柱に衝突して、50歳代の運転者がお亡くなりになったという事故でございます。このような車両単独による死亡事故が今年は3件ございます。改めまして、このマンスリーレポートにありますように、単独車両の事故、これを防止することについては基本の確認ということになりますが、そこの中ほどにありますように、運転がだんだん上手になってくると、自分の運転を過信するという気持ちが生まれやすいので、常に緊張感を持って、初心を忘れずにということ。それから、やはり心にゆとりがないときに運転しておりますと、どうしても譲り合いの気持ちが薄くなったり、苛立ちみたいなことから、無理をしたりして、こういった単独事故にも繋がりますので、常に運転するときは、穏やかな気持ちになるよう、運転席に座ったときに、もう一度、思い出して欲しいと思います。それから最後にありますように、体調、いわゆる睡眠不足による居眠りでの単独事故でありますが、いろいろな持病の関係でも、こういう事故の原因になる場合がございます。体調について心配なときは運転を控える、基本ですけれども、これについても、もう一度ご確認をいただければと思います。交通事故で死亡する人をとにかくゼロにしたいという思いで、いろいろなことをやっております。ぜひ県民の方にはもう一度、自分ごととして再度の注意喚起、そして、報道機関の皆様方にも、これまでもいろいろな機会で交通安全のことについてはご報道いただいておりまして、本当にありがとうございます。これからも、機会を見つけて、ぜひご報道いただければと思います。私からは以上です。どうぞ今日もよろしくお願いいたします。

質問事項

【1.新総裁と自公の連立解消について】
【2.大阪・関西万博について】
幹事社:幹事社質問で大きく2点お伺いいたします。1点目、自民党の新総裁と自公の連立解消について伺います。先般ですね、自民党の高市早苗新総裁が誕生しました。このことについての知事の受け止めと期待をお願いいたします。またあわせて、自公の連立解消で国政が混乱するような状況に入っております。7月の参院選から3ヶ月の政治空白で、国民や県民の生活が置き去りになっている中で、知事として今の国政の状況をどう見られているのか、お願いいたします。2点目が、大阪・関西万博についてです。先日閉幕した大阪・関西万博には、香川県もブースを出展していらっしゃいました。香川県としてこの万博をどのように総括するのか、お願いいたします。以上2点です。

知事:ありがとうございます。まず1点目の新総裁と自公の連立解消の関係でございます。まず、高市総裁が自由民主党の総裁に選出されたことについて、お祝いを申し上げたいと思います。今後高市総裁にはぜひ、これまでにも増して、地方創生、分散型国土の形成に向けて取り組んでいただきたいと思います。また、これからも、非常に重要な課題であります、出生数の反転、少子化対策、それから懸念される南海トラフ地震をはじめとする災害への備え、ここに、さらに力を入れていただきたい。このように考えております。そして現在の国政の状況でございますけれども、今、物価高が高止まりして、市民生活、そして企業の経営にも大きな影響を与えております。それから企業経営の1つの足かせになってるのが人手不足でございます。このように、待ったなしの国の課題が山積をしている中でございます。ぜひ、できるだけ早く、しっかりとした国政の体制を整えていただき、これらの緊急的な課題について、前へ前へ解決に向けて進めていただかないといけないと思っております。当面、補正予算による物価高騰対策が必要になって参りますけれども、この補正予算についても、できるだけ早い成立に向けての国政での取り組み、これを求めたいと思いますし、来年度予算の編成の時期になっておりますが、こちらについても、しっかりと、来年度の当初から、予算執行ができるようなことを、今後の新しい政権には求めたいと考えております。それから大阪・関西万博でございます。全体として、たくさんの方が国内外から訪れていただいたという万博であったかと思っております。香川県との関係でございますけれども、香川県でも、ゴールデンウィークと閉幕前の9月末に2回、香川県の出展を行いました。ゴールデンウィーク中の4月30日から5月3日までについては3万1000人を超える来訪者がこの香川県ブースに訪れていただきました。9月26日から29日の出展におきましても2万人を超える来場者に訪れていただきまして、概括的に申しますと大変多くの方に訪れていただき、香川の魅力、そして、瀬戸内海の魅力であったり、課題、これを発信できたのではないかなと考えております。両イベントとも来た方については、香川県を訪れてみたいという方が、アンケートの中でも、ほぼすべての方に回答いただきました。そういった今後の誘客についても効果があったと思います。そして、香川県の魅力としては、やはり瀬戸内海、そして食、アート、こういったものが魅力だという答えが多かったことでありまして、やはりこのようなコンテンツを磨いて、さらなる香川への誘客を進めてまいりたいと考えております。さらにですね、今回の2回の展示におきまして、今後に向けてのことですけれども、4月30日から5月3日については、県内のすべての市町に、それぞれ、自分たちで考えた独自の出展をしていただきました。ほぼ全員の、市長さん町長さんにも来ていただきまして、大変にぎやかにこの催事を行って、私もその会場で、香川県の、いわゆる、県下全体の魅力を一括してまとめて発信する大事さ、重要性、これを再認識をしたところであります。今後の観光振興においても、香川県小さい県ですので、県下を周遊することが、物理的にも比較的できる県でありますから、県下全体に、観光客がたくさん訪れるように、市町と、これからもこの催事を1つの新しいきっかけにしてですね、進めていきたいと感じたところでございます。また9月のテーマウィークでは、瀬戸内海の課題と魅力を発信しましたけれども、高松市立の下笠居小学校からのご提案があって、小学校の6年生、約40名の方に運営にも携わっていただいていたということで、これも、非常に会場の雰囲気が子供たちのおかげでにぎやかになったと思いますし、その子供たちにおいても、万博という会場に訪れて、新しい技術、また世界のいろいろな状況を知れると同時に、香川県の催事への協力をしたという、いい思い出づくりになったのかなと感じております。香川の子供たちが万博にたくさん訪れていただいて、将来の1つの大きなステップ、思い出ができたのではないか、このように感じております。以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

【2.大阪・関西万博について】
幹事社:今の幹事社質問へのお答えに関連して伺います。まず関西万博の方なんですけれども、瀬戸芸との関連ですね、今回万博に関しては瀬戸芸との関連性というか回遊性、等々も、開催前からお話されていたと思います。この万博からの瀬戸芸の人の流れですとかその逆もあるとは思うんですけれども、こちらについての総括については、どうお考えでしょうか。

知事:香川県のこの万博に向けた取り組みの重点項目として、先ほど言いました、出展の注力と、今おっしゃられました、万博に来られた方が香川県にという、こういうことを、1つのポイントとして置いておりました。この、実際に万博に来られた方がどのように流れたかの分析はこれからなんですけれども、1つの事象、事柄として、万博協会が公式観光ポータルサイトというのを立ち上げてまして、ここにいろいろな県が、それぞれの県の観光商品をここのサイトにアップする、この万博に関係をすることで、万博協会が、これは載せさせてくださいということで、こうやってたわけですけど、この香川県のものが、中国、四国、九州、この地方全体の中で販売数、販売額とも最も多かったということが、JTBの方から報告がございました。そういう面で、1つの効果があらわれているのではないかなと考えております。

【1.新総裁と自公の連立解消について】
幹事社:ありがとうございます。新総裁、新政権の絡みでもう1点お伺いいたします。自民と維新の連立政権が、新たな枠組みが取り沙汰される中で、議員定数の削減の話が上がってます。従来型の議員定数の削減ですと、人口が少ない地方の方の議員が減るんじゃないかという懸念もあります。現時点で、知事としての、議員定数の削減についてのお考えを伺ってもよろしいでしょうか。

知事:議員定数については、国民的な議論の中で国政の場で議論をされる内容であると思います。今回もこのような議論が始まったということで、十分な議論の中で定まってくることが望ましいのではないかなと考えております。

【2.大阪・関西万博について】
記者:先ほどの万博の関連で、今後の観光振興について、各市町ともというようなお話がありましたけど、これは、例えば、県と各市町がまとまって、例えば香川県でイベントをしたりとか、県外だったり、場合によっては国外とかそういうようなところでそういうようなことをやっていきたいなというようなお考えというようなことでいいでしょうか。

知事:概ねそのような考えです。いろいろな場所で、観光の商品の紹介をしたりPRするイベントがあります。こういったものを、ぜひ、一緒に、県と17市町、或いはその中の一部ということもあろうかと思いますけれども、一緒に、そういうイベントの開催などをして、県下全体の観光のPRをする。これが非常に効果的ではないかなあというのは、万博の催事を通じて感じましたので、そのようなことを考えていきたいと思います。

【3.旧県立体育館について】
記者:旧県立体育館についてお伺いします。10月7日に落札業者が決定しました。その受け止めと今後のスケジュールについて教えてください。

知事:10月7日に、解体工事の入札結果として、落札者が株式会社合田工務店に決定したところでございます。県としては、この安全を確保する観点から、引き続き、落札者との契約手続きなどについて進めてまいり、安全確保の早期の実現を目指してまいりたいと考えております。落札者が決定をいたしましたので、今後は落札者と契約内容について協議を行って、合意ができた段階で仮契約を行う、そして、仮契約ができれば、それを議案として議会にご提案し、ご議決いただけたら本契約になってくる、このようなスケジュールとなります。

記者:具体的な時期について、今、想定はありますか。

知事:はい。今どの議会に、どういうスケジュールでというものについては、現時点では未定でございます。

記者:民間で再生を目指す団体と、これまで2回非公開で面談の場を持たれて、県教委と営繕課の方で。3度目の話し合いの場について、報道に公開した上で行いたいと、団体から申し入れがあったということなんですが、これに対して、県・県教委の対応はどのようにされるお考えでしょうか。

知事:申し入れがあった際にも、県教委から、再生委員会にもお伝えしたと伺っておりますけれども、話し合いを行って、話し合いの内容をですね、お互い確認をして、それで公開する。このような方法で、やったらどうかと、再生委員会の方にもお答えしたと伺っております。

記者:公開ではなくて、事後公開といった形ということでしょうか。

知事:はい。内容をですね、お互い、こういう話をしたよねということを確認して、それを公開する、このような形が望ましいと考えているというお話を教育委員会の方からさせていただきました。

記者:再生委員会がアンケートを行った中で、県内外の意見として、今、県が対話をしていないという姿勢に疑問の声というのが多く見られたんですけれども、知事も教育長も再三その理解を求めていくというようなことは会見でおっしゃられてるんですが、県の姿勢に対する疑問の声みたいなところについてはどのように感じられてますか。

知事:そのような受け止めがあるということについては、そのまま受け止める必要があると思います。私たちのスタンスとしては教育委員会も一緒ですけれども、常に、いろいろなお考えをお聞きしながら、その時その時の最善の県の対応、教育委員会の対応、これで進めるべきであると思っております。

記者:さきの県議会の文教厚生委員会で、10月2日に、教育長から、民間企業の方が出資と参画の意向表明書が提出されていることに関して、その表明書の中で、最終的な出資契約の締結及び事業の履行は、当該事業の具体的な内容、関係機関との協議結果、及び社会情勢等を踏まえたうえで判断されるものとします、それから、地震・風水害・感染症の流行・戦争・法令の変更等、不可抗力により事業の履行が困難となった場合、その責めを負わないものとします。という文言が入ってるんですけれども、これについて教育長が、事業主体として責任を持って事業を遂行する意思が不十分と思わざるをえないと説明されたんですね。で、民間企業が億を超える出資とか、事業の参画を表明する際に、こういった文言を入れておくというのは、ある意味リスク管理からあり得る話かなと思うんですけど、それをもって、責任を持って事業を遂行する意思が不十分と思わざるをえないということをおっしゃられたことについて、知事はどうお考えになりますか。

知事:教育長のお考えは、教育長に聞いていただきたいんですけれども、私の方で教育委員会から、この件、いろいろ話を聞き、また、いろいろな形で、再生委員会さんのお話も聞きました。そういう中で、この会見でもお答えしております通り、現在の安全性について、大きな考えの隔たりがあると思います。私どもは今の現状について日常的にも非常に危険であり、大規模地震の際の、倒壊または崩壊の危険性がある、1日も早くそれを、解決しないといけないと思っておりますが、再生委員会さんの方はですね、現状においての、直ちに解体を進めなければならないような状況にはないというようなご判断があります。こういうご判断の中で、再生委員会さんが、これから進めるということについては、やはりちょっと問題がある、そういう再生委員会のお考えの中で、そちらにお任せするようなことはちょっと難しいんじゃないかなというような考えを持っております。

記者:この出資参画意向の表明書は契約ではないですけれども、そこに不可抗力条項のようなものを書いたことをもって、責任を持ってやれないんじゃないかと思われますか。

知事:いや、それ自身が私自身が考えていることの、考えのもとになってるようなことではございませんけれども、先ほど言いましたような、安全性に対する見解が違う。これは大きな課題であると考えております。

記者:先ほどアンケートの結果の疑問の声も言いましたけれども、この旧県立体育館を解体するとしても、今後他の建物とかで県が民間の力で保存再生を目指すということもあり得ると思うんですけれども、今のこの県の姿勢が、そのことについて悪影響を及ぼすかどうかという懸念についてはどう思われますか。

知事:建物の老朽化が進んだり、利用が当初考えたものがなくなった場合にどうするかという本当にそのケースこのケースで考えていくことだと思います。これは全国的にもこれからもあることだと思います。もちろん、そういう中でですね、今回のことも1つの事例になってくるのではないかなと思います。そういう、いろいろなことの中から、また、事柄が生じたときに、それぞれの所有者、或いは、それを、そこの住民の方の中でご判断されていくんじゃないかなと思います。

記者:全国的にもそうですけど、公共が持っている建物を、民間の力で再生していこうという流れは結構、今後も増えてくるのかなと思うんですけれども、そのこと自体は別に否定されるわけではないですよね。

知事:それはないと思います。

記者:それから、ごめんなさい、多くなりまして。丹下健三さんの長男の丹下憲孝さんから知事あてにメッセージが送られたように聞いているんですけれども、差しさわりのない範囲でその内容とその受け止めについて、お伺いしてもよろしいでしょうか。

知事:丹下健三さんのご子息から、私宛に私信が届いております。ただ私信でありますので、この内容については、差し控えさせていただきたいと思っております。

記者:わかりました。ありがとうございます。

【1.新総裁と自公の連立解消について】
記者:冒頭の幹事社質問に関係してなんですけれども、日本維新の会とですね、自民党の方の連立政権の樹立に向けて、実質合意されたということを吉村さんの方も明らかにしてますけれども、まずこの受け止めとですね、あと期待する点を教えてください。あともう1点なんですけれども、これに伴って、明日行われる見通しの総理大臣指名選挙。女性初の総理大臣誕生というのが確実視されてきてますけれども、期待する点を教えてください。

知事:はい。まず自民党と維新との間、実質合意がされて明日の総理誕生に向けてということについては報道で承知をしております。これまで、この政権の形が見えなかったのですが、仮にこの通りに、明日新しい政権ができるということは、課題が山積する今の国の状況で、やっと次の解決に向けての取り組みが始まるということでは、非常に望まれていたことではないかと感じております。そして、今、報道されている通り、新政権がスタートしたら1つは今の日本の将来の中期的な展望ですね、分散型国土、いわゆる地方創生ですね、全国にいろいろな産業拠点、交流拠点を設けて、人が日本の国土の中で動き、活躍し、安心して暮らせる、こういうものを目指すというようなことを、ぜひ標榜して進めていただきたいと思いますし、それと、今の直近の、物価高騰対策については、もうできるだけ早く、具体的な手だてを打っていただきたい。この2つでございます。

【4.ハロウィンのプロジェクションマッピングについて】
記者:あともう1点ちょっと話題変わるんですけれども、今月末、プロジェクションマッピング、ハロウィンに関連したイベントが開かれますけれども、夜型観光の、振興の一助になるのかなと思いますが、期待する点を教えてください。

知事:はい。この3月にも行いまして、多くの方に見ていただきですね、この観光コンテンツとしての力、これがあるという評価をしておりますし、今回は、瀬戸内国際芸術祭の期間中の開催にもなるということで、県外の方も含めて、多くの方にぜひ見ていただき、経済効果も望んでおりますし、それとアリーナの認知度、非常に高まって、このアリーナが、1つのここの観光拠点、コンテンツになりつつありますけれども、これの1つのきっかけになったらいいかなと、そういう思いでおります。

【5.瀬戸内国際芸術祭秋会期について】
【6.米軍ヘリコプターの緊急着陸について】
記者:2点お願いをいたします。まず今も話題になりましたが瀬戸芸の秋会期の話なんですが、週末を中心にその混雑も一部で見られるようですが、まずその秋会期の状況に関する知事の受け止めをお伺いしたいのと、その混雑対策、何か新たなものがあれば教えていただけますでしょうか。2点目、先週高松空港のほうに、米軍機、米軍のヘリコプターが緊急着陸する案件がございましたが、防衛省並びに米軍の方から何か説明があったのか、もしないのであれば、県の方から説明の申し入れというのを予定するようなおつもりはあるんでしょうか。その2点、お願いをします。

知事:わかりました。秋会期でございますけれども、開幕以降、連日、多くの方にお越しいただいており、喜んでおります。また中国の国慶節などアジアの連休が重なったこともあるんだとは思うんですけど、かなり夏会期と比べて、多くの外国の方が見えていただいて、芸術祭の国際化、世界的な広がりも実感できて、非常に喜んでおります。さらに開幕に合わせて秋篠宮皇嗣妃殿下及び佳子内親王殿下にお越しいただいて、瀬戸芸の会場である直島、小豆島、大島などご視察いただいた、これも非常に光栄なことでありますし、この瀬戸芸を知っていただいたということを、よかったなと思います。その反面ですね、今お話がありましたように、たくさんの方が来ていただいたことで、特に船ですね、思った船に乗れなかったという、こういう方が出てきております。これまだ今後ですね、後半、秋会期後半に向けて、特に、最後の駆け込みもありますし、連休もありますので、これからもう一度、この混雑カレンダーや当日のリアルタイムの混雑状況を、いろいろな形で、その存在を発信をして、それを見て、平準化して訪れていただけるように、さらにお願いを強めたいと思います。また船自身については、今回の思った船に乗れない場合の、そのあと、臨時船の運航もやっていただきましたので、今後ともそれをお願いするとともに、そういう通常の船ではない形になる場合に、早め早めに、利用者が、その臨時船の状況を知れるように、早め早めの情報提供をして、利用者が安心して船に乗っていただけるように、後半戦に向けて、努めてまいりたいと考えております。それから、米軍のヘリコプターの緊急着陸についてでございます。まず防衛省の関係からの連絡でございますけれども、当日の15時過ぎに防衛省中国四国防衛局から、米軍機と思われるヘリコプターが3機、14時23分ごろ高松空港に着陸したという連絡がございました。同日、16時20分頃に、当該機は本日16時18分ごろ高松空港離陸した旨の連絡がありました。その後、中国四国防衛局の発表で、今回の事案が、飛行中緊急に着陸が必要となる事態が発生して、運航上の安全を守るためやむを得ず近隣の空港に着陸したという内容の発表がございました。今回の事案につきましては、今の防衛局の発表内容に加えて、県から国などに、加えて求める追加内容はないと考えておりますので、今後求めていくという予定はございません。

【7.高松空港のボーディングブリッジの新設について】
記者:別の高松空港の話題になるんですが、高松空港のボーディングブリッジが、新たに国際線2つできたと思うんですが、国際線の新たな路線の誘致を目指す香川県として、まだ工事はこれからもまだ続いていきますが、その受け止めというのをまず教えてください。

知事:はい。今ですね、一番多かったタイミングで週に37便という、国際線の就航がされているということで、今でも、飛行機の時間がずれたときに、もともと順々に着陸するはずが、同時に着陸するようなことになって、それがボーディングブリッジを使えないので待っていることとか、使えないので、外に降りて歩いていくとか、そのような状況があったということですので、今回のボーディングブリッジの新設は非常に利便性が上がり、そういった利便性が上がってくるということは、高松空港に対してのまた、外国のエアラインがあそこは便利で、利用も快適だという評判に繋がりますので、今の就航便の増便とか、他の新たな便も考えていきたいと思ってますから、そういう意味においては、このボーディングブリッジの完成が非常に喜ばしいことですし、今、並行して進めていただいている国際線のターミナルビルの拡張もできるだけ早く完成をして欲しいなと思っております。

記者:ありがとうございます。今後ということになると思うんですが、現時点での新たなチャーター便であるとか、新規路線については今どんな状況になっているんでしょうか。

知事:今、チャーター便については、ベトナムで一昨年度からスタートして、継続して誘致をしております。できるだけ早くチャーター便を定期便にと考えております。今のところまだ具体化はできておりませんが、エアラインへのアプローチを強めたいと思いますし、ベトナム以外も、ぜひこのチャーター便からスタートをして、さらに広げていきたいと考えております。

【8.瀬戸内国際芸術祭の安全対策について】
記者:ありがとうございます。あとごめんなさい。別件、瀬戸芸の関係で先ほどお話もありました、臨時船の運航もお願いしてという話もありましたが、この瀬戸芸、今年の会期中、春の会期だと、船が炎上するような事故があったり、秋会期も、この間、伊吹島の方で接触するような事故がありました。人が多く移動すると、そういう事故も増えるとは思うんですが、改めて、いわゆる運航事業者に対する注意喚起というのはご予定あるんでしょうか。

知事:はい。安全対策がですね、人が多くなると、より求められてくるということであると認識をしております。改めてですね、四国運輸局を経由してということになると思いますけれども、この芸術祭の運営全般について、マニュアルなどの安全確認を、運航事業者に求めていただくようにお願いをしております。

記者:これは秋会期が始まる段階でも、もう一度しているような感じなんでしょうか。

知事:もう一度しております。始まる前と、今回のことも踏まえて、さらにしております。

記者:わかりました。ありがとうございます。
 

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