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公開日:2020年12月10日

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薬剤部

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薬剤部

私たち病院薬剤師は、患者様が安心して、より安全でより効果的な薬物治療を受けることができるようにお手伝いをさせていただいています。
また、医療事故を防ぎ、医療の安全を守ることが私たちの大切な役割のひとつです。お薬に関する疑問、不安なことがあれば薬剤師にお気軽にご相談下さい。

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お薬について

外来患者様のおくすり~院外処方~

当院では、外来患者様のお薬につきまして平成10年2月から院外処方箋を発行することにより、病院外の調剤薬局で受け取っていただいております。
お渡しいたしました院外処方箋は、病院玄関横のFAXコーナーにおきましてご希望される調剤薬局へFAXいたしますので、処方箋の発行日から4日以内に調剤薬局でお受け取りください。
現在院外処方箋発行率は98%となっています。
院外処方は、患者様のお薬すべてを、かかりつけの調剤薬局で管理することにより、安全に使用していただくことが大きな目的です。
複数のお薬を使用される場合、組み合わせによって相互作用(一緒に使用すると効果を強めあったり、弱めあったりする)を起こすことがありますので、特に複数の病院で受診されている患者様は、ぜひ「かかりつけ薬局」をお持ちいただくことをお勧めいたします。

入院患者様のおくすり

入院患者様のお薬は、病院内の薬剤部で調剤しております
入院中のお薬に関するご説明は、患者様のところへ直接当院の薬剤師がお伺いしておこなっています。
なお、入院時には入院前に飲んでおられた当院外来や、他の病院で処方されたお薬(持参薬)やお薬手帳をお持ち下さい。それらのお薬を調べることにより、入院後の治療に役立てています。
また、退院時には、お薬手帳に入院中のおくすりの情報を記載してお渡ししています。

病院の薬剤師の役割

私たち病院の薬剤師は、病院の中で使われるすべての「薬」について、安全で効果的に使用されるように関与しています。薬を通して、患者様がより安心して医療を受けることができ、少しでも早く回復できるように願いながら業務を行っています。私たちは、薬剤師が現在の医療現場では欠くことのできない重要な仕事との認識を持って、毎日の業務に取り組みます。

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薬剤師の仕事について

あなたが知っている病院薬剤師の仕事は?

  • 調剤
    医師の処方箋に基づいて、患者様が薬を適切に使用できるように調合し、十分に説明した上でお渡しする仕事です。
  • 薬の説明
    病棟やお薬の相談コーナーで薬の説明書を渡して、薬の使い方や副作用、注意しなければいけないことなどを説明しています。
  • 薬の管理
    治療に使われる薬が適切に使用されるよう情報を提供しています。病院には麻薬、毒薬など管理の必要な薬もあり、薬の特性に合わせた適正な保管を行っています。

より安心できる薬物療法を提供するために

  • 薬歴の管理
    一人一人の過去の薬の服用歴と副作用や効果が得られなかったことなど、多くの情報を記載します。また、複数の診療科にかかっていると、それぞれの処方が適切であっても、あわせて使うと望まない相互作用がおこる可能性があります。これを未然に防ぐには薬歴が必要なのです。薬剤管理指導業務では、担当薬剤師が患者様毎に薬歴を作成して管理しています。
  • 注射薬の調剤・無菌製剤
    入院中の注射薬は、医師の指示した注射処方箋の内容を薬剤師がチェックしてから、患者様毎にセットしています。注射薬の多くは直接血液中に投与されるため、投与量・投与方法が適切かの確認が重要です。また、注射薬はいくつかの薬剤を混ぜる場合が多く、薬が混ざることによって生じる変化(配合変化)がないかも確認しています。
    注射薬は、直接血液中に投与するので特に正確で衛生的な作業が要求されます。薬剤師がクリーンベンチを使用することで、無菌的に注射薬の混合や溶解などの調剤ができます。現在、長時間にわたって持続的に投与される高カロリー輸液や危険性の高い抗癌剤の混合を薬剤部内で行っています。
  • チーム医療の推進
    それぞれの専門スタッフが協力して、よりよい医療を提供するなか、薬剤師も専門知識を活かしてチーム医療に参加しています。医療安全対策として栄養管理(NST)・感染管理(ICT)や褥瘡(床ずれ)の予防など院内チーム医療のメンバーの一員として、薬の専門家の立場でカンファレンスや病棟回診に参加しています。(褥瘡回診、NST回診、ICT回診)
  • 薬学的ケア
    薬の血液中濃度の予測が必要な薬のひとつに、MRSA感染症に使われるバンコマイシン注があります。バンコマイシン投与時には、治療効果を上げ副作用を防ぐために、薬物血中濃度モニタリング(TDM)や腎機能から投与量・投与間隔の推測(シュミレーション)を行っています。
    患者様に使われている薬の体内の動きを予測します。副作用が出るのを防ぐため、検査データを確認します。副作用の初期症状が出ていないかどうかを見張ります。退院後も、引き続き正しい薬物治療が受けられるよう、患者様と他のスタッフ(医師・看護師など)を手助けします。薬学的ケアはこのような一連の仕事で薬剤管理指導業務の基本になる考え方です。
    抗癌剤、糖尿病薬、抗血小板薬や抗不整脈薬など、副作用が出やすく注意が必要なハイリスク薬には重点的に薬学的ケアを行っています。
  • 医薬品情報管理
    医師やスタッフからの問い合わせにも迅速に対応できるように、医薬品情報管理(DI)を整備しています。また、医薬品の新しい情報を薬剤部から積極的に発信しています。

医療の安全を守るために

  • 監査(点検・確認)
    医療の安全を守るために、おくすりを出す際には繰り返し監査(点検・確認)を行っています。二人の薬剤師が調剤する者と監査する者に分かれてチェックする、ダブルチェック体制をとっています。
  • 副作用を未然に防止、早期に発見
    薬歴を確認し、検査データを確認しながら、副作用を未然に防ぐように努めています。プレアボイド報告として日本病院薬剤師会に提出しています。患者さんの訴えや検査データの変動から副作用を早い段階で発見できることもあります。重篤な副作用については、医薬品安全性情報として厚生労働省へ報告しています。

将来を担う薬剤師を育てるために

病院薬剤師の明るい未来を拓くために、私たちは、薬剤師長期実務実習生を積極的に受け入れています。また新人薬剤師の育成にもちからを入れています。

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院内採用薬(2024年10月)

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