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公開日:2018年2月1日

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感染症について

感染症とは

  • 感染症とは、細菌やウイルスなどの病原体が体内に侵入して増殖し、発熱、下痢、咳などの症状が出る病気のことをいいます。
  • 感染には、人から人に感染するもの以外に、動物や昆虫から感染するものもあります。24時間風呂などによるレジオネラ感染症や、生肉による腸管出血性大腸菌感染症により死亡した例もあります。さらに、新型インフルエンザなど、全国的に急速にまん延することにより、私たちの生命及び健康に重大な影響を与える恐れがあると認められるものもあります。

主な感染症と予防

  • 感染症は、その病原体や感染経路が多様なため、予防方法もそれぞれ異なりますが、基本的な予防方法は「手洗い」と「うがい」です。
  • 代表的な感染症には以下のものがあります。

インフルエンザ

  • インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによっておこる病気です。普通の風邪よりも急激に発症し、症状が重いのが特徴です。インフルエンザに感染すると、1日~5日の潜伏期間の後、38℃以上の高熱や筋肉痛などの全身症状が現れます。インフルエンザウイルスには強力な感染力があり、多くに人に短期間で感染が広がります。日本では毎年11月~4月に流行が見られます。インフルエンザの予防に効果が期待できるのがワクチンの接種です。流行シーズンを迎える11月頃に接種しましょう。
  • また、2009(平成21)年に世界的に大流行した新型インフルエンザはほとんどの人が免疫を持っていないため、感染が拡大しやすく、重大な影響を与える恐れがあると懸念されています。

腸管出血性大腸菌

  • 腸管出血性大腸菌には、「O157」、「O26」、「O111」などがあり、ベロ毒素を産生し、少量の菌量でも感染します。全国では、2011(平成23)年4月にはユッケ食中毒で5名の方が、2012(平成24)年8月には浅漬けで8名の方が亡くなりました。
  • 症状は健康な人では下痢ですが、乳幼児や高齢者では出血性腸炎や溶血性尿毒症症候群を引き起こすことがあります。これまでの食中毒対策に加えて感染症対策が必要です。
  • 予防のポイントは加熱です。「O157 逆さに読めば75℃ 1分間加熱で菌は0(ゼロ)」

ノロウイルス

  • ノロウイルスは、急性胃腸炎をおこすウイルスで、冬場に多く発生しますが、1年を通して発生は見られます。
  • 下痢や嘔吐、発熱などの症状で、抵抗力の弱い乳幼児や高齢者では重篤になることがあります。感染力が強く、ごく少量のウイルスで発病します。2~3日で回復しますが、その後1ヶ月間も便中にノロウイルスを排出することがあります。感染した人の便や嘔吐物には多量のノロウイルスが含まれ、二次感染の原因となります。
  • 予防のポイントは、1.手洗いの徹底、2.塩素系漂白剤による消毒、3.二枚貝は中心部を85℃で90秒間以上の加熱です。

デング熱

  • デング熱の原因となるデング熱ウイルスは、デング熱に感染した人の血を吸った蚊(ヒトスジシマカなど)の体内で増え、その蚊が他の人の血を吸うことで感染が広がっていきます。
  • 感染した場合には、発熱、頭痛、筋肉痛、関節痛、はしかの症状に似た特徴的な皮膚発疹などの症状が1週間から2週間ほど続きますが、ほとんどの場合は、その後、順調に回復します。
  • 冬になると蚊が減ることからデング熱の発生も収まりますが、蚊の発生する時期に流行することもありますので、できるだけ肌を露出せず、虫よけ剤の使用など、蚊にさされないように注意することが大切です。

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