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公開日:2017年9月20日

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平成29年9月県議会定例会提出議案 知事説明要旨について

平成29年9月県議会定例会提出議案 知事説明要旨について

1 最初に

議案の御説明、御報告に先立ち、一言申し上げます。
このたびの台風第18号に伴う集中豪雨により、県民の尊い命が失われました。
ここに、謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。
県としては、引き続き、被害状況の把握に努めますとともに、一日も早い復旧に全力で取り組んでまいります。

2 報告について

さて、ただいま上程されました議案の御説明に先立ち、3点について御報告いたします。

(1)交通死亡事故の抑止

第1点は、交通死亡事故の抑止についてであります。
県内では交通死亡事故が多発し、とりわけ今年は、自転車が関与する事故や車両単独事故が続発し、上半期では、人口10万人当たりの死者数が全国最悪になるなど、まさに危機的な事態となり、現在も引き続き、厳しい状況となっております。
こうした事態からは一刻も早く脱却しなければならず、先月からは、「命を護(まも)る、交通マナーを守る」をスローガンとして、重点的に交通マナー向上のための啓発キャンペーンを展開しており、新聞広告やラジオ放送等の広報媒体を効果的に活用し、県民の皆様の心に響くように取り組んでいるところであります。
また、県民の皆様の身近な乗り物である自転車の安全利用対策については、今定例会に「香川県自転車の安全利用に関する条例議案」を御提案いたしておりますが、今後とも、県警察や関係団体と連携して、様々な事故防止対策に全力で取り組んでまいります。
明日からは「秋の全国交通安全運動」が始まります。
これから年の終わりにかけては、例年、交通事故が増加する傾向にありますので、どうか県民の皆様にも交通ルールの厳守と交通マナーの実践に、より一層努めていただきますようお願い申し上げます。

(2)瀬戸内国際芸術祭2019

第2点は、瀬戸内国際芸術祭2019についてであります。
先月18日に開催された瀬戸内国際芸術祭実行委員会総会において、会期や会場、基本的な方針をまとめた瀬戸内国際芸術祭2019基本計画を決定いたしました。
次回芸術祭は、前回と同じく12の島と2つの港を会場に、春・夏・秋の3会期に分けて開催いたします。
地元県民の方々や御来場の皆様がより一層参加しやすくなるように、春の開幕を前回より約1か月遅い4月26日のスタートとし、また、夏会期を短縮し、秋会期を1週間延ばすなどの見直しを図った上で、総開催日数を前回とほぼ同様の107日間としております。
重点的な取組みとして、アート、建築の取組みに加え、地域の文化の中で育まれたものづくりに焦点をあてること、島の住民同士の交流も含めた交流の機会を拡大すること、地域の活性化を担う人材の育成を行うことなどに取り組んでまいります。
今後、地元市町や関係機関と協議しながら、今年度末を目途に、より具体的な内容を実施計画として取りまとめたいと考えております。

(3)台湾訪問

第3点は、台湾訪問についてであります。
過般、私は、昨年7月に交流協定を締結した桃園市が主催する「2017年北区客家(きたくはっか)グルメ料理コンクール」への出展や「桃園地景芸術節国際フォーラム」の開会式出席などのため、台湾を訪問してまいりました。
北区客家グルメ料理コンクールでは、讃岐うどんと台湾のご当地麺による麺対決のイベントに参加するとともに、うどん打ちの実演や県産品の販売、観光情報のPRを行いました。
この催事には多くの方が訪れ、現地メディアにも多数取り上げられており、食文化の交流を通じて、本県の県産品や観光の魅力を十分にアピールできたのではないかと考えております。
また、昨年の瀬戸内国際芸術祭の外国人来場者のうち、台湾からの来場者が最も多かったこともあり、桃園地景芸術節国際フォーラムの開会式に出席し、瀬戸内国際芸術祭の魅力や次回2019年の開催について、PRしてまいりました。
今回の訪問を通じて、本県の持つ魅力の発信と、文化等をはじめとした交流の大切さをあらためて感じたところであり、引き続き、幅広い分野で台湾との相互交流を図り、本県の認知度向上や、より一層の観光客の誘客、県産品の販路拡大に努めてまいります。

3 提案議案について

さて、今議会に提案いたしました議案は、平成29年度一般会計補正予算議案など16議案であります。
まず、第1号の一般会計補正予算議案のうち、高松空港運営会社出資金につきましては、高松空港の運営の民間委託に伴い、空港運営会社と連携・協力して空港や地域の活性化を図るため、空港運営会社に対し、出資を行おうとするものであります。
次に、平成28年度の一般会計決算剰余金は、地方財政法の規定に基づき、その2分の1相当額を財政調整基金に、9月補正予算に活用する財源を除いた残額については、今後に備え、県債管理基金にそれぞれ積み立てることとしております。
以上が歳出の主要なものでありますが、これらにより、今回の一般会計補正予算の総額は64億9,100万円余となっており、財源としては、繰越金59億7,600万円余、財産収入5億1,300万円余、繰入金100万円余となっております。
第2号議案は、特別会計について、繰越金の確定に伴う補正を行うものであります。
第3号議案は、自転車の安全利用を総合的かつ計画的に促進し、県民の皆様が安全で快適に暮らすことができる地域社会の実現を図るため、自転車の安全利用に関し、必要な施策の基本的事項を定める条例を制定するものであります。
第4号議案は、すべての県民が、障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し、支え合いながら共生する社会の実現を図るため、障害を理由とする差別を解消するための基本的事項を定める条例を制定するものであります。
第5号議案は、関係法令の一部改正に伴い、新たに旅行サービス手配業の登録申請手数料を設定する等のため、使用料、手数料条例の改正を行おうとするものであります。
第6号議案は、高松空港県営駐車場に利用料金制度を導入するため、第7号議案は、土地改良法の一部改正により、農用地の利用集積の促進や防災・減災対策の強化等に資するよう、土地改良制度が見直されたことに伴い、それぞれ関係条例について所要の改正を行うものであります。
第8号議案は、地域の自主性及び自立性を高めるための、いわゆる第7次一括法による公営住宅法の一部改正を踏まえ、低額所得者向け準特定優良賃貸住宅の家賃決定に当たり、認知症患者等の収入申告義務を免除し、県が調査して把握した収入に基づき家賃を定めることができることとするもの、第9号議案は、都市公園法の一部改正に伴い、引用する条項を改めるもの、第10号議案は、職員を退職派遣することができる特定法人に、高松空港運営会社を加えるものであります。
第11号議案は、関係市町との協議により規約を定め、香川県広域水道企業団を設置することについて、第12号議案は、警察移動無線通信システム用無線機器の取得について、第13号議案は、地方財政法等の規定に基づき、県が行う建設事業に対する市町負担金について、第14号及び第15号議案は、三豊警察署新築工事及び高松南高校校舎棟第2期改築工事の工事請負契約の締結について、第16号議案は、県営住宅家賃の長期滞納者に対する訴訟の提起について、それぞれ議会の議決を得ようとするものであります。

以上、提案いたしました議案につきまして、その要旨を御説明いたしましたが、議員の皆様方におかれましては、御審議の上、よろしく御議決賜りますようお願いいたしまして、説明を終わります。

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