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公開日:2018年6月21日

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平成30年6月県議会定例会提出議案 知事説明要旨について

平成30年6月県議会定例会提出議案 知事説明要旨について

1 報告について

ただいま上程されました議案の御説明に先立ち、3点について御報告いたします。

(1)豊島廃棄物等処理事業

第1点は、豊島廃棄物等の処理についてであります。

豊島廃棄物等の処理につきましては、豊島からの廃棄物等の搬出を昨年3月に、直島での廃棄物等の処理を昨年6月に完了し、私も現地でその状況を見届けたところであります。

しかしながら、豊島処分地において本年1月、2月に合わせて約115トンの廃棄物等が見つかり、また、4月から開始した確認調査の実施に伴い、約495トンの廃棄物等が見つかったことは、大変、残念なことだと思っており、昨年廃棄物等の撤去が済んだと喜んでいただいた豊島住民の方々のお気持ちを考えると、申し訳ないと思っています。

今後、廃棄物等については、その性状検査の結果を踏まえ、関係者と調整の上、できるだけ早く適正に処理したいと考えております。

本事業は県政の最重要課題の一つであり、引き続き、安全と環境保全を第一に、県議会をはじめ県民の皆様の御理解と御協力を得て、取り組んでまいります。

(2)瀬戸内国際芸術祭2019

第2点は、瀬戸内国際芸術祭2019についてであります。

来年4月26日に開幕する瀬戸内国際芸術祭2019まで、300日余りとなりました。

次回の芸術祭では、これまで以上に魅力的なアート作品の展開に加え、地域産品に焦点を当てる企画や、郷土料理等を楽しんでいただくことなどで、世界中から訪れる観光客に瀬戸内の魅力を満喫してもらいたいと考えています。

また、アジアを中心とした海外との交流や、地域の活性化を担う人材の育成にもつながるように取り組んでまいります。

既に、参加予定アーティストを一部公表したほか、今月7日にはメインビジュアルを発表し、これから広報活動も本格化してまいりますが、今年秋には、東京において新聞、雑誌、テレビ等の各種メディアや旅行会社などを対象に企画発表会の開催を予定しております。

4回目の開催となる瀬戸内国際芸術祭は、地域型芸術祭の先進モデルとして国内外から注目されており、県民の期待も大きいものがあると感じています。

芸術祭の開催効果を県全体の活力の向上につなげていくため、地元市町や関係機関等と連携しながら、開幕に向け万全の準備と機運の盛り上げに取り組んでまいります。

(3)平成29年度一般会計の決算見込み

第3点は、平成29年度一般会計の決算見込みについてであります。

平成29年度の県財政は、厳しい財政状況が続く中、将来に過度の財政負担を残さない持続可能な財政運営を進めつつ、人口減少・活力向上対策を総合的に推進するとともに、国の補正予算への対応や県独自の地域の活性化対策を講じた補正予算を編成し、県民の皆様の安全・安心の確保や地域の活性化などに取り組んだ結果、歳入総額4,650億9,700万円余、歳出総額4,563億5,000万円余となり、実質収支は49億1,100万円余の黒字となる見込みであります。

今後とも、経済情勢等に十分留意しつつ、「財政運営指針」に基づき、計画的な財政運営に努めてまいります。

2 提案議案について

さて、今議会に提案いたしました議案は、平成30年度一般会計補正予算議案など5議案であります。

第1号議案の補正予算について、その内容を御説明いたします。

まず、国の生活基盤施設耐震化等交付金を活用して、香川県広域水道企業団が行う広域施設整備や更新・耐震化整備等に対し、助成するための補正を行おうとするものであります。

次に、関係機関と連携して「地域再犯防止推進会議(仮称)」を設置するとともに、高齢や障害により特別な支援が必要な起訴猶予者等に対して、福祉サービスの利用等を支援する専任コーディネーターを配置して、再犯防止に資するモデル事業を行おうとするものであります。

また、人手不足が課題となっている観光分野において、求職者に対する一定期間の雇用による研修・企業内実習や、在職者向けの職場外研修を行い、インバウンドに対応した人材や地域の観光産業を担う人材の育成を行おうとするものであります。

その他、栗林公園におけるコイヘルペスウイルス病の発生に伴い、コイの捕獲等のまん延防止措置を講じようとするものであります。

以上が歳出の内容でありますが、これらにより、今回の一般会計の補正予算の総額は、8億1,600万円余となっており、財源としては、国庫支出金7億9,400万円余、財政調整基金からの繰入金2,100万円余となっております。

第2号議案は、関係法律に基づく地域経済牽引事業の促進区域内において、対象事業の用に供する施設を設置した事業者に対する県税の特別措置を定めようとするものであります。

第3号議案は、医療法等の一部改正により、療養病床等に係る医療法上の経過措置が延長されたことなどに伴い、所要の改正を行おうとするものであります。

第4号議案は、森林整備活動支援基金を活用した事業の終了に伴い、条例を廃止しようとするものであります。

第5号議案は、さぬきこどもの国の光学式プラネタリウム等、スペースシアター設備機器の取得について、議会の議決を得ようとするものであります。

以上、提案いたしました議案につきまして、その要旨を御説明いたしましたが、議員の皆様方におかれましては、御審議の上、よろしく御議決賜りますようお願いいたしまして、説明を終わります。

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