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消防法の改正により、
平成23年6月1日からすべての住宅に住宅用火災警報器の設置が義務付けられています。
住宅用火災警報器は火災により発生した煙を感知する「煙式」のものと、熱を感知する「熱式」のものがあり、火災を感知した場合、機器本体から音響又は音声により警報を発し火災を知らせる機器です。
機器の多くは電池式で、24時間休みなく常に作動しています。電池式の警報器であれば、ドライバーを使用しネジなどで容易に取り付けたり、取り外したりすることが可能です。
住宅火災よる死者数には、建物火災による死者数の約9割に及び、そのうち約半数は「逃げ遅れ」によるものです。また、日中の方が就寝時間帯より多くの火災が発生したにもかかわらず、就寝時間帯に亡くなる方の割合が高くなっています。
就寝時間帯は、火災に気付きにくく、避難が遅れやすいため、早期に煙を感知することができる住宅用火災警報器を「寝室」や避難経路となる「階段」に設置することで、「逃げ遅れ」を少なくすることが期待できます。
※出典:総務省消防庁 火災の実態について(令和2年中)
平成30年から令和2年までの3年間における失火を原因とした住宅火災について、住宅用火災警報器の設置効果を分析した結果、死者数と焼損面積はおおむね半減し、損害額が約4割減少した結果が総務省消防庁から公表されています。
※出典:総務省消防庁HP住宅用火災警報器Q&Aを加工して作成
2階建の場合、①と②に設置が必要です。
①寝室
普段から就寝に使用する部屋の天井又は壁面に設置します。子ども部屋でも就寝に使われている場合は対象となります。
②階段
寝室がある階の階段の天井又は壁面に設置します。ただし、避難階(1階など容易に避難できる階)の階段には必要ありません。
③リビング・ダイニング
滞在時間の長いリビング・ダイニングや、火気を使用する台所にも設置しておくことをお勧めします。
(1)梁がない天井に取り付ける場合 (2)梁がある天井に取り付ける場合
・火災警報器の中心を壁から60㎝以上離します。 ・火災警報器の中心を梁から60㎝以上離します。
(3)エアコンなどの吹き出し口付近の場合 (4)壁面に取り付ける場合
・エアコンの吹き出し口から1.5m以上離します。 ・天井から15㎝ ~50㎝以内の位置に火災警
報器の中心がくるようにします。
住宅用火災警報器に付いている取り付け板を附属のネジ等で天井又は壁に取り付けます。電池式であれば、設置・交換の際に資格は必要ありません。
・取り付け板に、本体をはめ込みます。これで取り付け完了です。取り外しの際は、手順が逆になります。
住宅用火災警報器の電池の寿命の目安は約10年とされています。
また、電池切れと判明しなくても、10年を経過すると本体内部の電子部品が劣化し、火災を感知しなくなることが考えられるため、本体の交換を推奨しています。
住宅用火災警報器はホコリが入ると誤作動を起こす場合があるので、定期的にお掃除を行いましょう。
(お掃除の方法は機種によって違いますので取扱説明書をご確認ください。)
住宅用火災警報器は、電池が切れると作動しなくなるので、定期的に点検ボタンを押すなどして動作確認を行いましょう。
住宅用火災警報器は、ホームセンターや電気店などで(3,000円程度~/1個)販売されています。購入の際には、日本消防検定協会の「合格表示」の付いた商品を選びましょう。
また、消防職員などが個人住宅を訪問し、住宅用火災警報器を販売することはありません。おかしいと思ったら、消費生活センターなどに相談しましょう。
(1)住宅用火災警報器のお手柄事例
(2)火災が起きていないのに、警報音が鳴った場合は…
住宅用火災警報器は、電池が切れそうになった際や故障の際に、それを音や光で知らせてくれる機種があります。警報音が鳴った時の対処方法は取扱説明書や以下のページを確認してください。
住宅用火災警報器の維持・管理方法について(外部動画サイトへリンク)(外部サイトへリンク)
住宅用火災警報器の設置促進を図るために誕生しました。
香川県の住宅を空から見守り、不審な煙を見つけると、警報器を鳴らして知らせてくれます。
ぬりえがあるので、印刷してぬってみてね!(うちわ用は、うちわに貼って使ってね!)
香川県危機管理総局危機管理課
産業保安対策グループ 予防担当
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