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公開日:2022年4月6日

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戦後香川とデザインコミッティーをめぐる人々

特別展「戦後デザイン運動の原点-デザインコミッティーの人々とその軌跡」関連企画

会期

令和4年4月9日(土曜日)~5月29日(日曜日)

開館時間:午前9時~午後5時 
夜間開館:会期中の4月9日を除く毎週土曜日は午後8時まで
※入館は閉館の30分前まで
休 館 日:月曜日(5月2日を除く)

会場 香川県立ミュージアム 常設展示室4・5
展示内容 令和4年度特別展「戦後デザイン運動の原点-デザインコミッティーの人々とその軌跡」の関連企画として、本展では収蔵品と関連資料から、香川とデザインコミッティーのつながりを紹介します。
香川県の公共建築には、コミッティーの創立メンバーで建築家である丹下健三(たんげけんぞう)が残した「香川県庁舎」(1958年竣工)、「香川県立体育館」(1964年竣工)があります。それらの建築では、同じく創立メンバーでデザイナーの剣持勇(けんもちいさむ)が担当しています。また、コミッティーにより、「瀬戸内海歴史民俗資料館」(1973年竣工)や、香川県出身の作家・青峰重倫(あおみねしげみち)や秋山泰計(あきやまたいけい)の作品が紹介されています。 
本展をとおして、コミッティーとつながりのある「香川県庁舎」や「瀬戸内海歴史民俗資料館」などの戦後の香川の公共建築、そして青峰や秋山を紹介します。
展示点数 57件(写真パネルを除く)
観覧料 一般410円(330円) 
*開催中の特別展の観覧券でもご覧いただけます。
*( )内は20名以上の団体料金
*高校生以下、65歳以上、障害者手帳をお持ちの方は無料
*5月18日(水曜日)「国際博物館の日」は無料

 

関連行事

ナイトトーク

特別展関連行事「ナイトトーク」では、特別展の関連企画である本展についてもあわせてお話しします。
日時:4月16日~5月28日の各土曜日 各日午後6時30分~(約30分)
講師:当館学芸員
集合場所:2階西ロビー 

申込不要、特別展の観覧券が必要です。

主な展示資料

【写真パネル】香川県庁舎 高層棟と南庭 


撮影:神谷宏治 1959年 香川県立ミュージアム蔵

設計者丹下健三は、高層棟1階にはロビーを、低層棟1階にはピロティを配し、県民に開かれた空間を生み出します。それは、当時の香川県知事金子正則(かねこまさのり)(在職1950~1974)が目指した戦後の民主主義時代の県庁としてふさわしいものとなりました。

剣持勇《香川県立体育館木製丸テーブル》

1964年 香川県立ミュージアム蔵

「船の体育館」と呼ばれ親しまれた香川県立体育館(1964年竣工)は丹下健三が設計しました。剣持勇はその家具のデザインを担当しました。両者はデザインコミッティーの創立メンバーでもありました。本展では、写真の木製丸テーブルのほか、椅子なども展示します。

青峰重倫《ゼブラウッド深鉢》

1965年 香川県立ミュージアム蔵

画家から木工家に転向した青峰重倫。青峰の木工作品は、1960年、デザインコミッティーが選定する「グッドデザイン」に選ばれます。青峰の作品の特徴は、木の材木や木目など素材の表情を生かしたところにありました。

秋山泰計《獅子から人魚》

1976年 香川県立ミュージアム蔵
写真左:獅子の面 写真右:人魚の面

東京藝術大学彫刻科卒業後ブラジルに渡り、帰国後は版画家として活躍した秋山泰計。秋山が制作した「おびからくり」シリーズは、表を裏返すと別の絵柄が現れるユニークな造形が特徴です。本作もそのひとつ。このような秋山の「おびからくり」シリーズは、デザインコミッティーのメンバーが企画した「デザインギャラリー」の第191回展に紹介されています。

 

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