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公開日:2020年12月10日

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第66回 日本伝統工芸展 2018年 特別展

見どころ

  • 人間国宝(重要無形文化財保持者)の作品46点を展示!
  • 漆芸部門の入選作品82点が全部見られるのは東京と高松だけ!
  • 展示作品総数は280点!
  • 香川県在住の人間国宝(重要無形文化財保持者)
    太田儔氏※、山下義人氏の作品も展示!
  • 新春恒例1月2日からオープン&会期中無休(月曜も開館!)
    ※太田儔氏は、令和元年(2019年)11月18日にご逝去されました。ご冥福をお祈りいたします。
第66回 日本伝統工芸展について
会期 令和212日(木曜日)~119日(日曜日
※会期中無休
開館時間 9時00分~17時00分
(入館は閉館の30分前まで)
会場 香川県立ミュージアム
展示内容 日本伝統工芸展は、歴史・芸術上特に価値の高い工芸技術を保護・育成するとともに、先人から受け継いできた優れた技を磨き、現代生活に即した新しいかたちを築き上げることを目的として昭和29年(1954)から毎年開催され、今回で66回を数えます。今回の高松展では、重要無形文化財保持者(人間国宝)の作品46点をはじめ、受賞作品及び四国在住作家の入選作品など計280点を展示します。このうち、香川在住作家の作品が17点、香川県ゆかり作家の作品が17点あります。
展示点数

280点

  • 内訳 陶芸 61点 染織 20点 漆芸 82点 金工 28点
    木竹工 32点 人形 16点 諸工芸 41点
観覧料 一般620円 団体(20名以上)・前売500円
※ 高校生以下の方、65歳以上の方、身体障害者手帳等をお持ちの方は無料
前売券 【前売券】
香川県立ミュージアムまたは、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップの各コンビニ専用端末からお申し込みください。

前売券についてはこちら
販売期間:令和元年12月1日(日曜日)~令和2年1月1日(水曜日)
組織 主催:香川県立ミュージアム、香川県教育委員会、公益社団法人日本工芸会、NHK高松放送局、朝日新聞社、日本伝統工芸展高松展実行委員会

主な展示作品

陶芸

日本工芸会総裁賞

  • 花文大鉢「椿」
    (かもんおおばち 「つばき」)
  • 望月 集
    (もちづきしゅう)

その色彩、意匠が印象的な作品。絵付けにより具象的に表された椿は、器の外面と内面で葉の色を違えることで、異なる時間・空間を生み出し、椿の意匠を象徴的なものにする。一方で淡い灰白色の基礎釉が、内外面の世界観に一体感をもたせる。さらに大振りな形ながらも、口の薄作りがほどよく、全体に心地よい緊張感と品格をそなえる。
(出光美術館学芸員 徳留大輔)

諸工芸

高松宮記念賞

  • 泥釉七宝花入 「律」
    (どろゆうしっぽうはないれ「りつ」)
  • 河田 貴保子
    (かわた きほこ)

白とブルーを基調とした泥釉七宝に、真鍮で幾何学的な文様を植線する。線はよく見ると1本のほか二重あるいは三重となり、しかも表面を少し削って光の強さを抑えている。それに対し裏は大きな円を中心に濃淡のあるブルー、白、そして真鍮粉を焼きつけて変化を見せる。文様は一つとして同じ形はなく、全体にリズム感が生じ、作者はそれによって「律」と名をつけている。
(ふくやま美術館長 原田一敏)

木竹工

文部科学大臣賞

  • 栓拭漆三足器
    (せんふきうるしさんそくき)
  • 甲斐 幸太郎
    (かいこうたろう)

本作品は、奥方の尖りのある曲面とそれに向かい合う葉形とが生み出す豊かな膨らみの楕円盛器である。刳物を主とする気鋭の作者は、入念な刳りのわざと濃い目の拭漆を相乗させて、きりっとして滑らかな光沢の造形を獲得している。栓という柔らかい肌合いの特質をよく利して、厚みのある器胎に太い三足を拵えながら重厚すぎることなく清新さをよく醸す優作としている。
(工芸史家 諸山正則)

漆芸

東京都知事賞

  • 沈金飾箱「一夜」
    (ちんきんかざりばこ 「ひとよ」)
  • 鳥毛 清
    (とりげ きよし)

初夏の一夜、闇に乱舞する無数の光は、作者の少年時代の思い出である。蛍の翅などに黒漆面を残して文様を点彫りし、深緑の色粉と金粉を入れ、銀の露玉を置いた。精緻な点彫りと控えめな色彩の調和が、柔らかな光と広がる空間を見事に表現する。身と蓋の内側にも同様に多くの蛍が描かれており、この箱を使うことを考えるだけで楽しい。(東京藝術大学美術学部非常勤講師 近藤都代子)

漆芸

NHK会長賞

  • 彩切貝蒔絵乾漆筥「月の韻」
    (いろきりがいまきえかんしつばこ 「つきのいん」)
    三好 かがり

「夏は夜。月の頃はさらなり。蛍のほのかにうち光りて行くもをかし。」(「枕草子」)古きよき日本の夏の夜、月光の作り出す光と影の韻律にも似たリズム感を、切貝の美しい線条で捉えた。内に蛍も飛んでいる。蓋の天辺に鋭い稜線を施したシャープな形も清涼感を演出する。(茨城県陶芸美術館長 金子賢治)

染織

朝日新聞社賞

  • 生絹着物「海の中のできごと」
    (すずしきもの 「うみのなかのできごと」)
  • 神谷 あかね
    (かみや あかね)

深海に射す光と戯れる水の表情。生絹の平織に、藍の絣糸と黄の縞を加えただけの簡素な技ながら、その色糸の配分が絶妙な効果をあげ、見るものを水中の物語へと誘う。昨今海底や宇宙の映像をよく目にするが、伝統工芸の意匠もまた地球の内外に向かって大きく広がっていくのだろう。そんな予兆を感じさせる新鮮な作品となった。(日本女子大学名誉教授 小笠原小枝)

金工

日本工芸会会長賞

  • 吹分長方盤
    (ふきわけちょうほうばん)
  • 般若 泰樹
    (はんにゃ たいじゅ)

海を渡るブリッジを疾走中、一天にわかに掻き曇り、遠雷が轟く。フラットな鏡面に、黒味銅と黄銅という異種の合金が織りなす瞬間の造形美が車窓から臨む天空の一瞬を切り取る。2ミリの厚さまで追い込んだ天板のシャープさ、それを支える4本足の安定感、確かな手わざが吹分けの新たな可能性を予感させる斬新な逸品を生んだ。(京都美術工芸大学特任教授・高岡市美術館長 村上 隆)

 

作品の解説文は、「第66回日本伝統工芸展」図録掲載の審査講評から引用しています。

香川の人間国宝の作品

  • 籃胎蒟醬箱 (らんたいきんまばこ)
    「さくら」 
    太田 儔(おおた ひとし)
  • 山装う蒟醬箱(やまよそおうきんまばこ)
    山下 義人(やました よしと)

関連イベント

1講演会「今右衛門の色鍋島の伝統」

日時・講師 1月11日(土曜日) 13時30分~15時00分
講師:今泉 今右衛門 氏
(重要無形文化財「色絵磁器」の保持者(人間国宝))
申込 要申込

今右衛門の色鍋島の伝統の詳細はこちら

2陳列品解説

日時・講師 1月4日(土曜日) 近藤 裕美子(諸工芸)
1月5日(日曜日) 栗原 慶(陶芸)
1月12日(日曜日) 佐々木 正博(漆芸)
1月18日(土曜日) 石原 雅員(漆芸)
1月19日(日曜日) 亀田 緑光(陶芸)
※各日 13時30分~
参加料
など
無料(申込不要)
特別展観覧券が必要(観覧無料の方は除く)

3美術ボランティアによるギャラリートーク

日時

会期中の土曜日・日曜日・祝日
1月4日(土曜日)、5日(日曜日)、11日(土曜日)、12日(日曜日)、13日(月曜日・祝)、18日(土曜日)、19日(日曜日)

※各日 10時30分~12時00分

参加料
など
無料(申込不要)
特別展観覧券が必要(観覧無料の方は除く)

4ファミリーワークショップ「うるしにチャレンジ」

日時 1月13日(月曜日・祝)
午前の部:9時30分~12時30分
午後の部:13時30分~16時30分
参加料
など
要申込

うるしにチャレンジの詳細はこちら

5漆でカフェタイム

漆の器で会期中限定メニュー「あんもち雑煮」を楽しめます。

期間 本展会期中(1月2日(木曜日)~1月31日(金曜日))
場所 当館1階 カフェポットミュゼ
協力 漆の家、NPO法人アーキペラゴ

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