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11月24日(日曜日)に、讃岐国府まつり実行委員会による讃岐国府まつりが開催されました。当日は好天に恵まれ、イベントにふさわしい小春日和でした。埋蔵文化財センターも、実行委員会の一員として、現在進行中の発掘調査現場の公開やボランティアによる鼓岡文庫展、復元竪穴住居を活用したむかしのくらし体験などを行いました。
発掘調査現場では現況の説明の他、隣接地でボランティアによる展示と力のこもったレクチャーがありました。
鼓岡文庫展では、保管されている資料のうち、NHK大河ドラマ『光る君へ』で焦点の当てられた女流文学に関連するものを展示。
新しい試みとして行ったむかしのくらし体験では、竪穴住居の中にある炉を使い、実験用に作った土器を用いた炊飯や汁物の調理、屋外でのサヌカイト製の実験用石器による魚や肉の切断体験、実験用石器を使った食べられるドングリの殻を割る体験などを行いました。来場者にはそれぞれ興味を持ってみて頂けたと思いますが、特に竪穴住居の中で火を焚いている状況には、関心を抱いていただける方が多く見受けられました。
また、今回は新しくお迎えしたボランティアスタッフも参加。お手伝いいただくと共に、来場者の皆さんと国府まつりを楽しんでいただきました。
センター関連の部分については210名の方にご来場・ご参加いただき、所在する坂出市府中町の地域づくりにも貢献できたのではないかと思います。お越しいただきました皆様、ありがとうございました。
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好天に恵まれた発掘現場公開。担当者の説明にも力が入ります。 | ボランティアお手製の展示。讃岐国府ゆかりの菅原道真の漢詩をご紹介。 |
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鼓岡文庫展観覧中。 | 新旧ボランティアさんとむかしのくらし体験の 事前打ち合わせ中。皆さん、初めての体験でした。 |
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土器炊飯・汁物調理中 | ご飯は汁物に気を取られたため、オコゲになってしまい失敗。しかし、香ばしくておいしかったという意見もあり(怪我の功名?)。ただ、上手く炊くにはもうひと工夫が要りそうです。今後の課題です。 |
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石器の使用実験。事前の安全に関する注意中。 |
鯛の3枚おろしでデモンストレーション。 |
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センター玄関とロビーでは坂出市文化振興課が開法寺関連の展示。 | 本体の実行委員会運営のバザーや飲食ブースも。 ちょっと落ち着いた一時。 |
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