ご提言等の内容(園芸総合センターのリニューアルについて)
受付年月日
2024年06月14日
回答年月日
2024年06月26日
テーマ
園芸総合センターのリニューアルについて
提言内容
先日、園芸総合センターへ花ショウブを見に行きました。年に3回~4回楽しみに行っています。その折、園芸総合センターのリニューアルについての話を聞き、一県民として思いつくままに、要点を整理しましたので、よろしくお願いします。
1はじめに
園芸総合センターは、設置後40年近くになり、その性格を少し変える必要があると思います。原種育成と栽培展示の二つの面を持っていますが、これを切り離し、原種育成は農業試験場の施設として、空港近くの施設は農業生産流通課の所管施設としてフラワーパークの要素を強く打ち出して磨き上げていく大幅な改修をする時期だと考えています。
2県民や地域と連携しての施設整備
今回の改修には、県民や地域の意見が取り入れられているのでしょうか。まずは、客観的なデータを基に現場の状況を検証した後、多様な意見を集約し、施設整備のコンセプト作りをして、民間の力を活用した改修が重要と考えます。山梨県立フラワーセンターは「ハイジの村」のコンセプトでつくられています。「さぬき百花園」、「さぬきの花や木」「さぬきの里山」など県民だけでなく、県外観光客やインバウンド需要を取り込んだ整備を行うことが大切と考えます。なお、原種育成施設は綾上原種農場へ移転集約します。
3観光客やインバウンド需要の取り込み
県外観光客やインバウンド需要のうち、高松空港を利用する場合にはフライト出発時間までの待ち時間が長く、近距離での観光は時間調整が容易となり、観光客に喜ばれる施設となると思われます。そのためには、大型バスの駐車スペースの整備、香川の特産品の販売施設などの検討が必要となります。その用地として、東側の山林(民有地)の購入も検討課題となります。
4施設の運営
空港周辺には、性格の似通った3つの施設(県空港公園、県園芸総合センター、高松市香南アグリーム)があり、フェンスの一部開閉でつながっている状態です。一体的な運営はできないでしょうか。例えば、運営協議会の設置や同一の指定管理者による管理などです。3の東側の山林(民有地)の購入も高松市香南アグリームとの分断を解消して両施設の往来や駐車場の利用がスムースになります。3施設一体となったイベントの開催や見どころの整備などができると思います。
5ボランティアの活用
ボランティアによる園内案内、苗木の植付けや花壇の手入れの補助などを取り入れて、ボランティア活動に応じたボランティアポイントをためてもらい、ポイントにより株分けで余った株や作付け切り替え時の残花や余り苗の配布なども面白いのではないでしょうか。
6御花印の作成
今流行の御朱印集めにあやかり、香川県特産の花をアレンジした「御花印」を季節に応じて作り、全部集めると香川の花をプレゼントするとともに、販売代金は、イベントや施設充実のための資金として活用するのはどうでしょうか。
回答内容
メールを拝見しました。
園芸総合センターでは、今年度、これまでの花きなどの研究拠点施設としての機能に加え、花と緑にふれあう、憩い・学びの「さぬきフラワーガーデン」として、四季折々の花を自由に観賞でき、幅広い年齢層が集い楽しめるにぎわい拠点となるよう、アーチ型ゲートや立体花壇の設置、遊歩道の整備、施設のバリアフリー化など、施設のリニューアルに取り組むこととしております。
また、ガイドツアーやキッズラボ、しだれ桜のライトアップイベントなどにより花の魅力を積極的に発信するほか、ご提言いただいた隣接する施設の利用者が相互に行き交い楽しめるよう、関係する各施設とともに検討を進めているところです。
なお、いただきましたご提言については、今後の施設整備などの、参考とさせていただきます。