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公開日:2024年12月11日

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ご提言等の内容(四国新幹線の整備について)

受付年月日

2024年11月20日

回答年月日

2024年12月02日

テーマ

四国新幹線の整備について

提言内容

四国新幹線を整備し高松市に延伸された場合、東京へ日帰りするとして、何分東京都区内での滞在時間が延びる試算なのでしょうか。
現在、新幹線は6時から24時しか運行ができません。高松駅の始発電車で岡山へ出れば、岡山駅始発東京行きのぞみ号に乗り継げます。これが、高松発6時になると不利益を被ることになるのでは。そして、高松に16両編成の列車が乗り入れ、東京まで乗り換えなしに直行できるのでしょうか。
中央リニア新幹線が新大阪まで開業すれば、○○(鉄道会社名)が座席数の違う列車の乗り入れを認める可能性があるかもしれないが、結局、新神戸で乗り換えが必須となると、さらに所要時間が延びる可能性が。座席数が違うということで、●●(鉄道会社名)の500系電車が東海道新幹線から追い出されたのは有名な話。
また、在来線の経営はどこが行うのか。現行の整備新幹線のスキームだと並行在来線は鉄道会社から経営分離される。現在でも営業係数が100を超える路線ばかりなのに優等列車が走らなくなっても経営が維持できるのか。現在の◎◎(鉄道会社名)管内だと、貨物がある路線は、まだ経営を維持しなければとは思いますが、他の路線は1日数本の普通列車だけでどうやって経営を維持するつもりなのか。
また、現行のスキームだと◆◆線□□~■■(駅名)などが鉄道会社から経営分離かと思われますが、岡山の自治体・●●との擦り合わせは進んでいるのでしょうか。◆◆線■■~◆◆が飛び地になる可能性があり、他の新幹線の例からして、●●に負担となると思われますが、何らかの補償を行うのでしょうか。
このような、問題山積みの整備をおいしい甘言だけで進めようとする行政に不信感しかないのですが。

回答内容

メールを拝見しました。
四国4県の自治体、議会、経済団体など46団体で構成する四国新幹線整備促進期成会が行った試算では、四国の新幹線の開業により、高松から東京間の所要時間は、リニア中央新幹線との接続により約2時間半になると試算されています。
高松から東京間における発着時間や乗り換えの有無については現時点では未定ですが、少なくとも現在の岡山駅での乗り換えにかかる負担は軽減され、さらに、移動時間が短縮されることにより、利用者の方の身体的負担も軽減できるのではないかと考えております。
また、在来線については、既に開業した整備新幹線の路線のうち、これまでに10区間が経営分離され、地元自治体の出資による第3セクターなどが運営していますが、例えば、九州新幹線鹿児島ルートの川内(せんだい)・鹿児島中央間や、西九州ルートの並行在来線のように、経営分離されない区間もあります。
新幹線整備により交流人口が拡大することで、新幹線と接続する既存の公共交通の利用者増加が期待できるほか、単線区間が大半の四国の在来線において特急列車の機能を新幹線が担うことで、普通列車ではより利便性の高いダイヤを組むことができるようになるなど、新幹線の導入は、在来線の再活性化の好機であり、新幹線を核とした一体的で連携した交通ネットワークを構築することが可能となるものと考えており、四国の新幹線が実現した場合であっても、経営分離されないものと期待しています。
岡山県の自治体などのご理解とご協力もいただきながら、一日も早い四国の新幹線の実現につなげてまいりたいと考えております。

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