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公開日:2022年07月01日

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ご提言等の内容(瀬戸内国際芸術祭交通船舶の航行安全について)

受付年月日

2022年06月14日

回答年月日

2022年06月24日

テーマ

瀬戸内国際芸術祭交通船舶の航行安全について

提言内容

「瀬戸内国際芸術祭とは」(抜粋)
私たちは、美しい自然と人間が交錯し交響してきた瀬戸内の島々に活力を取り戻し、瀬戸内海が地球上のすべての地域の『希望の海』となることを目指し、瀬戸内国際芸術祭を開催しています。
「希望の海」となるためにこそ、万一の海難事故を防ぐため、費用対効果や他の機関との連携などの工夫を提案しても、狭い見識で内容も調べず「困難」を繰り返し、果ては他の役所へのたらい回しでしょうか?香川県が長年主導する芸術祭海域内での最近の重大事故を通して海域の危険性を踏まえ、人命が失われないための真剣なご検討をお願いし、瀬戸内芸術祭が末永く人々の生命と暮らしを支えられるよう心から祈ります。

(以下、2022年6月9日、瀬戸内国際芸術祭推進課から提言者へのメール(一部抜粋))
先日回答させていただいたとおり、AISの義務付けがされていない船舶に対して、芸術祭として、特に対応を求めるということは難しいと考えておりますが、AIS搭載を含めた海上交通の安全対策に関するご意見について、海事保安を所管する四国運輸局にお伝えいたします。

(以下、2022年6月4日、提言者から瀬戸内国際芸術祭推進課へのメール(一部抜粋))
私は芸術祭の更なる成功や島の人々や暮らし振りの魅力が増すことを心から祈り、昨今の世界情勢や国内での悲惨な海難事故を念頭に投稿したもので、頂いた内容は芸術祭に関わる交通船舶の一般的な手続きや間接的な運航状況の把握と承知します。
(2020年11月19日の坂出市与島沖での海難事故、2016年8月1日の備讃瀬戸北航路本島西付近での衝突事故についての記載)
以上は、芸術祭関係船が会場間などの運航のために横切ったり、付近を通過したりする備讃瀬戸航路内周辺での「多数の人命に関わる海難例」ですが、「普段はあり得ない航路内や周辺での停泊(漂流)、岩場や浅瀬への近接、他船との衝突」も、機関不具合や故障となれば想定せざるを得ません。
AIS搭載義務付けの無い、こませ漁船は、巨大船などの航行船舶への安全対策として、AISクラスB装置を搭載し、海上交通センターなどで操業位置や船名を把握し、航行安全に利用されています。また釣り人やプレジャーボート利用者向けのスマホなどを利用した自船や他船位置表示アプリもあるようですが、芸術祭海域の大半を監視する海上交通センターなどの機関との連携は、与島沖の例のように迅速な支援が期待できるでしょう。
感染症、戦乱、観光船事故と続く今だからこそ、万一、船の故障や不具合が起きても人命が守られる海上交通の安全・安心のために、できるだけの手を尽くすことが、芸術祭海域だけでなく、海外の人々にも大きなアピールとなるのではないでしょうか?

回答内容

メールを拝見しました。
瀬戸内国際芸術祭の期間中の安全運航に関して、ご意見をいただき、ありがとうございます。
船舶の運航については、航路事業者が法令に基づき適正に行う旨、所管の運輸局に申請し、安全基準も含めた審査の結果、許可されており、また、船舶不調時や荒天等緊急時の対応については、運航基準や輸送の安全確保を定めた安全管理規程に基づき適切に判断されていると聞いています。
また、AISの搭載については、義務付けがされていない船舶に対して、特別な対応を求めることは難しいと考えております。
瀬戸内国際芸術祭実行委員会では、荒天時や荒天が予想されるときに、航路事業者や関係機関と連携しながら、早めに作品や施設の公開停止を決定するなど、安全な運営に努めておりますので、ご理解をお願いします。

担当課

担当

瀬戸内国際芸術祭推進課

電話

087-813-0851

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