ご提言等の内容(県立学校の入学時納付金の内訳について)
受付年月日
2023年04月09日
回答年月日
2023年04月21日
テーマ
県立学校の入学時納付金の内訳について
提言内容
昨年度(2022年度)の香川県立学校の入学説明会の際に、入学納付金30,000円にかかる文書が配布されました。入学納付金の内訳は、入学金(証紙代)のほか、PTA入会金、学校後援会入会金、生徒会入会金、県高等学校PTA会館運営資金、日本スポーツ振興センター共済掛金、県高等学校体育連盟入会金、県高等学校体育連盟会費、県高等学校文化連盟入会金、県高等学校文化連盟会費、県学校保健会費、県家庭クラブ会費および会報代、学校家庭クラブ費などの記載があり、その費用について、期限までに納付するよう学校側から求められておりました。
以前担当課からの回答において、PTAは任意団体であることを明言されております(2023年3月3日の参議院予算委員会において岸田首相も、「PTA入退会は保護者の自由」と明言されております)。PTAなどの任意の学校関係団体の費用を、入会説明もなく、また、入会の意思も示しておらず、入会申し込みもしていないにも関わらず、入学納付金として求めている以上、どういった法的根拠に基づいて納付を求めているのか、ご説明ください。また、上述した入学納付金の内訳に記載の任意納付の項目について、お示しください。
その上で、入学納付金に係る香川県教育委員会の学校に対する指導助言の現状について、ご教示ください。
そのほか、入会申込書を記入していないということは、学校関係団体は、各家庭の個人情報を知り得ません。担当課からのメールにおいて、「県立学校が有する個人情報をPTAに提供することはありません。」と回答いただいておりますが、入学納付金として、納付されたお金について、どのように振り分けられ、報告されるのでしょうか。ご説明ください。
学校からPTAへの個人情報の提供に関しては、2022年1月7日(金曜日)付けの○○新聞に記載のとおり、香川県内の市町立のある小学校がPTAへ無断提供したことで小学校校長らが書類送検されていることは、ご存じかと思います。県立学校でも同じようなことが起きているのではないかと感じております。学校におけるPTA問題は、全国で刑事事件化しております。早急な対処を望みます。
以上、子育て世帯の支援強化を掲げる池田知事の見解を求めます。
回答内容
メールを拝見しました。
PTAは、子どもたちの健全な育成と教育の推進を図るために、保護者と教職員とで構成された任意の団体であり、学校・家庭・地域の連携を強化していく上で重要な役割が期待されていると認識しています。
県教育委員会に確認したところ、各学校では、学校における教育活動を広く支えていただくために、入学者説明会などの機会を捉えて、PTA加入への理解を求めるとともに、任意の加入をお願いしているとのことです。
県教育委員会では、これまでも学校を通じてPTAに対し、児童生徒や保護者の方への丁寧な説明をお願いしているところですが、改めて児童生徒や保護者の方にご理解いただけるよう、PTAの加入について丁寧な説明を行うことを求めていくとのことです。
また、入学時納付金についても、入学者説明会において内訳などをお示しした上でご負担をお願いしており、PTA入会金をはじめ、一部任意納付の項目が含まれていますが、その内容については学校ごとに異なりますので、ご不明な点につきましては、通われている学校へお問い合わせください。
徴収された入学時納付金は、お示しした納付金内訳に沿って、個人情報が分からないよう学校で取りまとめて各団体へ納付されており、その使途については、PTA総会の場などにおいて、保護者へ報告されているとのことです。
県教育委員会から学校や各団体に対し、丁寧に説明していくよう改めて指導してまいりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。