ご提言等の内容(東讃地域統合高校予定地について)
受付年月日
2025年05月14日
回答年月日
2025年06月11日
テーマ
東讃地域統合高校予定地について
提言内容
東讃地域統合高校予定地では、現在「遺跡発掘調査」と「造成工事」を同時進行の形で行っているようです。2月の「第1回遺跡現地説明会」に参加させていただきました。弥生時代を中心に保存状態の良い遺跡が多数見つかっているようです。竪穴住居跡も当時の生活を想像できるような状態のものを見ることができました。ところが、この竪穴住居跡をすでに埋め戻してしまったようです。「遺跡発掘調査」と「造成工事」を同時期に行うと、このような無理が生じると思います。遺跡の破壊・見逃しなどを防ぐために「遺跡発掘調査」を優先して行ってほしいと思います。元々、この土地は二つのため池に挟まれた水田地帯でした。敷地だけの土壌改良をしても周囲の環境は基本的に変わりません。災害時に学校を避難所として使えない可能性が高いと思います。今ある遺跡を活用するためにも、学校を造るのではなく、横浜市にあるような「親子で遊べる遺跡公園」にする方が良いと思います。
回答内容
メールを拝見しました。回答が遅くなり申し訳ありません。
東讃地域の統合高校予定地では、擁壁の設置や校舎などの建設によって遺跡に影響があるおそれのある箇所については発掘調査を実施しており、昨年11月から調査を進めています。
造成工事については、発掘調査の実施に十分配慮して行うこととしており、調査が終了した箇所から、順次、工事を行っていく予定ですので、ご指摘の同時進行が発掘調査に影響を与えるものではないと認識しております。
○○様が現地説明会でご覧になられた調査箇所では、弥生時代の竪穴住居など、地域の歴史を考える上で興味深い遺構や遺物が確認されたと聞いておりますが、重要な遺構は確認されなかったことから、調査終了後に埋め戻しを行い、現在、造成工事に向けて準備を進めているところです。
なお、今後の発掘調査において、国の指定史跡に相当するような保存すべき遺構が確認された場合には、その段階において対応を検討したいと考えております。