ご提言等の内容(旧県立体育館の解体について)
受付年月日
2025年07月31日
回答年月日
2025年09月03日
テーマ
旧県立体育館の解体について
提言内容
60代の男です。
香川県で生まれ育った私にとって、船の体育館(旧県立体育館)は香川県の中でも旧県庁本館とともに記憶に残る建物です。
今の県庁東館を残すことが出来たのは県の英断だと考えます。
船の体育館も残す方向で色々努力されたと思います。
最終的には解体との方針になりましたが、ローカルテレビを見ていたら、民間での新しい動きがあることを知りました。
知事は解体の方針に変わりはないとコメントされていましたが、解体はいつでも出来ます(地震などで崩壊の危険性が有ることを心配されていると思います)。でも、壊したらおしまいです。
新しい提案(県の負担の無い計画)があったのですから、予算執行に縛られず是非検討してください。
よろしくお願いします。
(※同様の趣旨のメールを複数いただいております)
回答内容
メールを拝見しました。回答が遅くなり申し訳ありません。
旧県立体育館は、平成26年に閉館して以来、10年が経過し、これまでに公共団体及び民間団体ともに、これを所有し活用する者がない状況が続き、県としては、旧県立体育館の老朽化及び耐震性がないことから、できるだけ早く安全を確保するため、解体の準備・手続きを進め、現在に至っております。
先日、保存及び利活用を検討されているグループから提案をいただきましたが、この提案においても、旧県立体育館を所有し活用する具体的な主体や耐震対策などの安全面の計画などが明確になっておらず、先延ばしはできないと考えています。
この旧県立体育館は、耐震診断を行ったところ、南海トラフクラスの地震の際には、倒壊の可能性があるとの結果が出ております。
このような状況を判断すると、安全確保のためには、予定どおり解体を進めていくことが最も適切であると考えています。
旧県立体育館については、3D測量や動画撮影などのデジタル技術も活用して、記録を丁寧に残していくことで、丹下健三氏が設計し、多くの建築的な特長を有する旧県立体育館の文化的価値について、後世に伝えてまいりたいと考えていますので、ご理解いただきますようお願いいたします。