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公開日:2022年04月15日

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ご提言等の内容(犬猫の動物殺生の廃止について)

受付年月日

2022年04月01日

回答年月日

2022年04月08日

テーマ

犬猫の動物殺生の廃止について

提言内容

私は香川県出身の動物愛護家です。犬猫動物殺生を即刻廃止し、動物保健所を動物保護施設に変えて、何の罪もない動物たちの残酷な殺生を廃止してください。香川県が日本でも世界でも恥ずかしくない、動物に優しい先進国になっていただきたい。新型コロナウイルス、自然災害で大変なときに、どうして罪のない野犬、捨て犬、野良猫、捨て猫たちを、残酷なくくり罠、麻酔銃、毒ガスで殺すのでしょうか。無駄な時間と県民の税金を、残虐な動物虐待に使わないでください。仏法の不殺生の教えを学び行政に生かしてください。

回答内容

メールを拝見しました。

本県は、温暖な気候に加え、無責任な餌やり行為も多く、他県に比べ犬や猫の収容数が多いことなどから、殺処分数が多くなっています。
このような状況を改善するため、平成31年3月に開所した「さぬき動物愛護センターしっぽの森」を拠点として、ボランティアなどの協力をいただきながら、動物愛護管理の普及啓発や収容動物の譲渡をより一層進めることにより、殺処分数の減少に取り組んでいるところです。
この結果、令和2年度の譲渡数は、
犬1,170頭(動物愛護センター開所前の平成30年度比31.2%増)、
猫498匹(平成30年度比41.1%増)と増加し、
殺処分数、殺処分率は、
犬570頭(平成30年度比62.5%減)、
31.2%(平成30年度比26.9ポイント減)、
猫342匹(平成30年度比53.7%減)、
41.0%(平成30年度比26.1ポイント減)、
犬猫合わせた殺処分数、殺処分率は、
912頭(平成30年度比59.7%減)、
34.2%(平成30年度比26.5ポイント減)
といずれも大幅に減少しています。
さらに、令和3年度の殺処分数(速報値)についても、犬293頭(前年度比48.6%減)、猫243匹(前年度比11.8%減)と、前年度を大幅に下回っています。
人への危害、周辺環境への被害、犬の安全の確保ができないといった県民からの申し出があった場合には、狂犬病予防法などに基づき、犬を収容しており、その際には、周辺住民への安全確保と犬への安全性を勘案し、一般的には、捕獲箱やサークル式捕獲器を用いており、申出者や市町と相談しながら、捕獲箱などでは捕獲できず、危険性や緊急性が非常に高い場合には、その状況に適した他の方法も選択することがあります。
収容された犬猫については、情報を画像とともに収容した保健所のホームページに7日間以上掲載し、さらに、飼い主がいる可能性がある犬猫については、期間を延長して掲載することなどにより、元の飼い主に返還できるよう努めています。
また、元の飼い主が現れなかった場合には、譲渡適性が有ると判断した犬猫は、動物愛護センターに搬送し、健康管理や人なれを行った上で、動物愛護センターのホームページなどに画像を掲載し、適正に飼養管理できる方に譲渡しています。
あわせて、犬猫の譲渡適性にかかわらず、収容施設における適正な飼養環境が維持できる限り収容期間を延長し、返還・譲渡の機会を増加させるよう努めているところです。
犬猫の適正な譲渡を推進する一方で、譲渡ボランティアやセンターのもとで、家庭動物として人なれさせようとしてもなお、攻撃性が強く人に危害を与える恐れがあるなどの理由から譲渡することができない犬猫も収容される犬猫の中には含まれており、動物福祉の観点から、やむを得ず殺処分している状況です。
このため、特に犬の収容数が多い状況にある本県では、この収容数そのものを減らすことが最も重要な取り組みとして、さらには、このことが殺処分数の減少にもつながると考え、「飼い主は最後まで責任を持って飼うこと」や、「かわいそうだからといって無責任に餌を与えるだけの行為は結果として不幸な犬猫を増やすこと」などについて、ホームページやSNSなど、さまざまな媒体を活用して、県民の皆さまに広く呼び掛けています。
私は、本県の犬の殺処分数については、改善しなければならない喫緊の課題と考えており、その状況を改善するためにも、職員を派遣するなど他自治体の取り組みを参考にしながら、より一層適正な譲渡に努め、殺処分の減少、動物愛護管理の推進に積極的に取り組んでまいります。

担当課

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生活衛生課

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087-832-3179

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