ご提言等の内容(香川県における犬の殺処分ワーストについて)
受付年月日
2025年05月26日
回答年月日
2025年06月03日
テーマ
香川県における犬の殺処分ワーストについて
提言内容
環境庁の最新のまとめによると香川県は犬の殺処分がワースト1位だったそうです。香川県民として情けなく恥ずかしい思いです。殺処分ゼロの県にしませんか。保護団体に助成金を支給して、保護活動を助ける、日本一犬にやさしい県になりませんか。心よりお願いいたします。
回答内容
メールを拝見しました。
本県では、平成31年3月に開所した「さぬき動物愛護センターしっぽの森」を拠点として、ボランティアなどの協力をいただきながら、動物愛護管理の普及啓発や適正な譲渡をより一層進めることにより、犬猫の殺処分数の減少に取り組んできました。
これまでの取り組みにより、令和6年度の殺処分数(速報値)は、犬191頭、猫96匹と、動物愛護センター開所前の平成30年度(犬1,522頭、猫739匹)と比較して大幅に減少しているものの、先般、環境省が公表した令和5年度の全国集計において、本県が犬の殺処分数全国ワースト2位となっています。
収容された犬猫について、元の飼い主が現れなかった場合には、譲渡適性が有ると判断した犬猫は、動物愛護センターに搬送し、健康管理や人なれを行った上で、動物愛護センターのホームページなどに画像を掲載し、適正に飼養管理できる方に譲渡しているほか、適性が低い動物であっても、適切に管理を行うことができる譲渡ボランティアに対して譲渡しています。
また、協力いただいているボランティアに対しては、犬猫の飼養管理に必要な物資の支給や、動物診療費用の一部の助成といった制度を設けており、犬猫の適正な管理と譲渡の推進に努めているところです。
県といたしましては、「飼い主は最後まで責任を持って飼う」ことや、「犬猫の遺棄は犯罪である」こと、「増えて困るのであれば不妊去勢手術をする」こと、「かわいそうだからといって無責任に餌を与えるだけの行為は結果として不幸な犬猫を増やす」ことが、県民の意識に定着するよう、地域住民、市町、関係機関などと連携して取り組んでいます。このような取り組みにより、野犬や野良猫の増えない地域、また、飼い犬、飼い猫を適正に飼養する地域となって、収容される犬猫を減らし、殺処分数の減少につながるものと考えております。
私といたしましては、引き続き、犬猫の殺処分数を減少させるとともに、人と動物との調和のとれた共生社会の実現に向け、積極的に動物愛護管理を推進してまいります。