ご提言等の内容(水上メガソーラーの設置について)
受付年月日
2025年11月03日
回答年月日
2025年11月19日
テーマ
水上メガソーラーの設置について
提言内容
香川県下の農業用ため池において、水上メガソーラーの設置が急速に進められているとの報道を目にしました。これが地域の自然環境や水資源に及ぼす影響を強く懸念しています。
香川県はもともと水資源が乏しい地域であり、ため池は生活と農業を支える貴重なインフラです。その水面に、鉛・カドミウム・セレンなどの有害物質を含む可能性がある太陽光パネルを大量に浮かべることは、安全性の観点から極めて慎重であるべきです。パネルの高温化による水温上昇、藻類や微生物群の変化、水質への長期的影響について、十分な科学的調査結果が公表されていない点も看過できません。
また、丸亀市では住民の強い反対により水上ソーラー計画が中止に至った経緯があります。にもかかわらず、他地域では同様の事業が進行しているとすれば、地域住民や周辺県への説明責任を果たしているとは言えません。香川県が策定したガイドラインの実効性、監視体制、災害時の責任分担について、現状を明確にすべきです。
自然と共に生きてきた四国の環境を守るため、ため池メガソーラーの全設置状況・環境影響評価・廃棄計画を県民に開示し、安全性の再検証を行うよう強く求めます。
回答内容
メールを拝見いたしました。
県では、日照時間が長いという地域特性を踏まえ、太陽光発電を中心として再生可能エネルギーの導入を促進しています。導入の促進に当たっては、「香川県太陽光発電施設の設置等に関するガイドライン」を策定し、地域の理解を得て、地域と共生して実施されるよう努めています。
このガイドラインでは、事業者に対して、計画段階から廃棄に至るまで、開発行為に関する関係法令などを遵守するとともに、事業実施により予想される環境などへの影響とそれに対する予防措置について、事業者がホームページなどで広く県民に周知することに加え、地域住民への説明会などの実施状況とあわせて県へ報告することを求めています。
また、県のホームページにおいて、ガイドラインの対象となる太陽光発電施設の「事業者名」「施設設置場所」などを公表しています。
なお、一定規模以上のため池上に太陽光発電施設を設置する場合、県では「ため池の保全に関する条例」に基づき、発電施設のアンカー設置などについて、ため池の安全性に影響を及ぼさないと認められる場合のみ許可するなど、災害の未然防止にも努めています。
引き続き、国や各市町とも連携しながら、地域と共生して導入されるよう取り組んでまいります。