ご提言等の内容(藻場の改善について)
受付年月日
2025年10月30日
回答年月日
2025年11月26日
テーマ
藻場の改善について
提言内容
数年前から海藻が激減しております。アマモが消えワカメが取れなくなって数年、ホンダワラに似た海藻さえ消えました。当然魚類も激減しています。数か月前、〇〇新聞で藻場の育成実験や下水放流濃度の緩和などの記事を見たように思います。下水放流については赤潮を懸念して様子を見ながらのように思いました。しかし現状は悠長な試験では間に合わないのではと懸念しています。
有識者の意見聴取の上、思い切った対策を早急にお願いしたいと思います。
県の議会・予算など問題はいろいろあろうかと思いますが、海を死なせてしまった後で回復は困難です。まだ生きているうちに対策実行をお願いします。
当然瀬戸内の諸県との連携が大切ですから、早急に連携協議し対策実施をお願いするとともに、香川単独で可能な処置は速やかにお願いいたします。
また、瀬戸内海が貧栄養化した原因を私なりに推測いたしました。種々の原因はありましょうが、最大の原因は河川の流水減少であると思います。私たちは、川の上流から取水して水道に利用し便利な生活ができました。そしてその排水は下水として浄化し海に放流しています。つまり、貧栄養のきれいな水を海に流してきました。本来の河川は、落ち葉などの山の栄養を海に運んできました。ご存じかもそれませんが東北地方の養殖漁師が山に植林しています。海の養分を維持するためのようです。
我々も河川の山の養分を運ぶための流量維持をするため、下水処理水を取水源もしくはその上流に返さなければならないと思います。瀬戸内海に面する各県が共同して河川の回復策を実施するべきと思います。なお、現在の山はかなりの面積が杉・ヒノキの植林地となり、かつ売れないから放置状態です。これも本来の自然林に戻す必要があります。少なくとも国有・公有の山の植生を回復しなければなりません。今までの無為無策が生んだ海山の荒廃、大変な労力と費用が掛かりますが海山を失う損失も大きい、少なくとも海山共に子孫に残す糸口だけでも実施していただきたいと思います。
回答内容
メールを拝見しました。
藻場は、魚介類の産卵や稚魚の育成の場として、重要な役割を果たしています。
香川県海域における藻場面積は、昭和53年頃に大きく減少しました。近年は、当時と比べると、徐々に回復しつつあるものの、依然として十分とは言えない状況です。また、栄養塩類の減少が一因とされるノリの色落ちも発生しています。
このため、生物の多様性と水産資源の持続的な利用の確保に向けて、県内5つの下水処理場において、冬季に排水中の栄養塩類を増加させて放流する「栄養塩類増加措置」を行っています。栄養塩類増加措置の実施に際しては、学識経験者、漁業関係者などで構成する「香川県栄養塩類管理推進協議会」において、広く意見を伺いながら、進めています。
さらに、藻場を増やすため、コンクリート構造物や自然石を海底に設置する取り組みを計画的に進めるほか、海底耕うんやイカの産卵床などの設置、アマモ場造成など漁協などが取り組む漁場環境の改善につながる活動への支援も行っています。
また、森林と海のつながりは重要だと考えており、計画的な間伐や下草刈りなどの森林整備により、適切な森林管理に努めています。
引き続き、専門家の意見も参考にし、国や瀬戸内海沿岸の府県とも連携しながら、豊かな海づくりに取り組んでまいります。
・豊かな海に関すること:環境管理課、水産課
・森林管理に関すること:森林・林業政策課