ご提言等の内容(自然科学分野の博物館や研究施設の設置について)
受付年月日
2023年05月27日
回答年月日
2023年06月09日
テーマ
自然科学分野の博物館や研究施設の設置について
提言内容
海・山・川・ため池・・・これほど自然豊かな香川県に、なぜ自然科学分野の博物館がないのでしょうか?
県下にはさまざまな分野(海浜生物、昆虫など)で研究を重ね、長く収集をしている方々が大勢いらっしゃいます。しかし、私的な保管では、貴重な資料もやがては無となり、非常にもったいないと思います。私事ですが、昨夏、子どもが珍しいトンボを自宅で捕獲しました。
しかしトンボの名前や生態について教えていただけるような施設はなく、大変残念に思いました。子どもたちのためにも、自然科学分野の博物館もしくは県民が利用できる研究施設の設置についてぜひ前向きにご検討をお願いいたします。
回答内容
メールを拝見しました。
本県では、現時点で、貴重な生物標本などの資料について保管・展示などを行う自然科学分野の博物館や研究施設を設置する予定はありませんが、県民の皆さまに香川の自然の豊かさや生物多様性の保全について理解を深めていただくため、生物標本を収集・保管している方々のご協力を得て巡回標本展「まちかど生き物標本展」を開催するとともに、昆虫の観察体験などを実施しています。今年度(2023年度)の実施時期など詳細は、準備が整い次第、県ホームページなどでお知らせいたします。
また、五色台少年自然センターの自然科学展示室で、五色台で採集したトンボや世界の珍しいチョウなどの昆虫標本、ナウマンゾウの化石やサヌカイトなどを数多く展示しています。子どもたちが集団宿泊学習などで標本などを見学することを通して、生物や地学などへの興味・関心を高める機会を提供しており、開館時間であれば子どもたちだけでなく、どなたでもご覧いただけます。
なお、県立図書館では昆虫などの図鑑や事典などの資料を所蔵しており、必要な資料を探すお手伝いもいたしておりますので、ご遠慮なくご相談ください。
生物多様性に関すること:みどり保全課
自然科学分野の学習支援に関すること:生涯学習・文化財課