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公開日:2023年09月01日

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ご提言等の内容(教職員の給与規定について)

受付年月日

2023年08月08日

回答年月日

2023年08月22日

テーマ

教職員の給与規定について

提言内容

当方は、○○中学校に勤務しています教諭で●●といいます。
◇◇月◇◇日、教員をしながら学会発表および論文提出により博士(学校教育学)の学位を取得しました。
博士号取得後、身近な教員、友人、知人から「給料が上がるのでは?」と言われることが多く、本校の管理職を通じて確認していただいたところ、「大学の博士課程に進学し、博士になっているなら給料は上がる。一方、大学に通わず博士になっているのなら給料は上がらない。給料は学歴に応じて決まることとなっており、取得した資格で決まるものではない。」との返事を頂きました。
これに基づき1点の質問と、私の考えをお伝えします。
まず質問です。
「この学歴による給与決定はいつ頃定まったものでしょうか?」
次に私の考えですが、
現在の社会は学歴より経験や資格が重視される時代になってきています。
もしこの給与規定が古いものなら見直すべきではないでしょうか?
近年、通常学級に在籍している支援を要する児童・生徒も増えてきており、特別支援教育のニーズも高まっています。
その一方で、学校現場では資格を取得したとしても現状では本人の努力で終わっており、特別支援学校教諭の資格を持たないまま支援学級の担任をされている方も数多くいます。
本県の目指す教員像には
・生涯学び続ける教員
・高い専門性、知識、技能を持った
とあります。
教員の成り手不足が懸念される近年、香川県として有資格者に手当を出すと打ち出せば、現職の教員のモチベーション向上につながるとともに、他の都道府県からの香川を目指す受験者が増え、教育の専門集団がそろうことで、未来を切り開く優秀な人材の育成につながると考えます。
こうした給与に関する内容は教育委員会の範囲を超えるため、議会で検討していただければと思います。
また、検討する際に気を付けるべき点として、教科によっては資格の有無によって不平等が起きかねないため、教科外および校務分掌など、公平性が保たれるよう資格の検討は必要かと思われます。
香川から優秀な人材が出てくれる、または、優秀な人材が香川に来てくれればという思いでこれまで論文や多くの学会発表において香川をアピールするなど、私自身努力したつもりです。
長文になりましたが、以上のことをご理解いただいた上で回答の程よろしくお願いします。
参考資料:「香川県教員等人材育成方針」

回答内容

メールを拝見しました。
教員をされながら博士の学位を取得されましたことに敬意を表します。
教員の給与については、昭和46年3月に制定された「公立学校職員の初任給、昇格、昇給等の基準に関する規則」に基づき決定しています。
お尋ねの学歴免許等の資格に基づく給与決定について、県教育委員会に確認したところ、国家公務員の給与制度との均衡を図った取り扱いとしており、同規則において、「博士課程修了」として給与決定を行うのは、学校教育法による大学院博士課程を修了していることが要件として定められているとのことです。このため、大学院の博士課程を修了せずに、学位論文の審査に合格して博士の学位を取得した場合におかれましては、同規則で定める学歴免許等の資格上の「博士課程修了」に該当しないこととなりますのでご理解ください。
なお、都道府県職員に支給する手当の種類については、地方自治法に定められており、今回ご提言のあった有資格者に対する手当については、同法で定められておりませんのでご理解ください。

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