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公開日:2023年02月24日

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ご提言等の内容(旧県立体育館について)

受付年月日

2023年02月09日

回答年月日

2023年02月16日

テーマ

旧県立体育館について

提言内容

旧香川県立体育館が解体の方針だと発表をなさいましたが、船の体育館は香川県だけの物ではなく日本の宝であり、そして世界的にも重要なモダニズム建築だと理解されていますか?
代々木第一体育館のプロトタイプと言われる、丹下健三さんが指揮をした歴史上重要な建築物です。
有識者の方、国民に周知されもっと議論されるべき案件です。
資金計画が大きな問題かと思いますが、現在はクラウドファンディングやふるさと納税などいくらでも手段はあります。
もっと真摯(しんし)に向き合っていただきたい。もっと考えていただきたい。
丹下健三さんがなぜ、香川県に体育館を造ったのか。
そして守っていただきたい。この思いが届くことを切に願います。

回答内容

メールを拝見しました。
旧県立体育館については、教育委員会において、平成26年9月の閉館以降、県や民間事業者などによる利活用の可能性を考えながら、そのあり方を慎重に検討してきました。
このうち、県としての利活用は、新たな県立アリーナの整備が進む中、体育館としての役割を既に終えていること、現在、旧県立体育館の規模に見合う施設の整備は予定していないこと、建物の規模や構造、仕様などから、多額の耐震改修費などの費用を投じて他の用途に転用することは現実的ではないことから、県として利活用することは現実的でないと判断いたしました。
また、昨年度(2021年度)に実施したサウンディング型市場調査では、旧県立体育館は丹下健三氏の設計によるもので、「我が国最初期の吊屋根構造の建築」、「吊屋根構造と一体化した、ダイナミックなアリーナ空間」、「巨大な縁梁とそれを支える大柱から構成される、彫刻的なコンクリートの造形」などの建築的な特徴を説明の上、英語版のパンフレットも作成して、民間事業者から利活用の方法などについて広くご提案を求めたところです。この調査では、こうした民間事業者ならではのさまざまなご提案をいただいた一方、資金の面では、民間事業者が県の財政支援などを受けることなく単独で持続的な運営を行うことは難しいと認識しました。
こうした状況の中、旧県立体育館の前面(西側)の道路が、大規模な地震が発生した場合の緊急輸送路に指定されていることから、現在の状態を長く続けることはできないと判断し、苦渋の選択ではありますが、解体する方針を固めたところです。
県といたしましては、スポーツとにぎわいの拠点となる県立アリーナの整備を進めるとともに、旧県立体育館については、その記録を保存し、後世に残していくことを検討してまいります。

担当課

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保健体育課

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