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公開日:2024年07月31日

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ご提言等の内容(四国新幹線の署名に香川県が参加することについて)

受付年月日

2024年07月09日

回答年月日

2024年07月22日

テーマ

四国新幹線の署名に香川県が参加することについて

提言内容

四国新幹線の署名活動のチラシが私の手元にも届いた。
私は反対であるが、四国新幹線に賛成の人がいることは理解する。だからプラス面だけでなくマイナス面も含め地域の振興に本当に資するか否か議論しようというのなら大賛成だ。
でも行政が加わった団体のこのチラシはあまりに前時代的だ。俺たち力を持つ者が決めたのだからお前らは黙って署名しろ!に見える。四国新幹線の意思形成に関して広く県民に議論を呼びかけたことはないはずだ。それを省略した非民主的な署名活動に行政機関である香川県が加わっていることが残念だ。まず、この手法が適正か否か、長である知事の見解を聞きたい。
チラシには利点らしき3点が述べられているが、真に利点と呼べるかは微妙なところだ。私は香川県民が議論を尽くした結果、将来負担となっても(香川県の負担が少ないとか多いとかいうさもしい考えではなく)それは民主主義の結果としてやむを得ないことと理解している。でも、並行在来線について一言も触れずに議論を進めるのはフェアじゃない。触れない理由について知事の考えを聞きたい(並行在来線になることや廃止となることは決まっていないという回答なら無責任で知事たるに値しない。秘密ではなく想定され得る事項だから、あえて触れないことに何らかの意思が働いているはずだから)。
最後に費用便益比について、今適正に再計算して本当に1を超えるのか?これだけ物価が上がり、人口減少が想定以上に進む中、疑問だ。それと四国新幹線全路線で計算しているが、路線ごとに分けて計算し議論することも必要であろう。高知線は1を下回る、松山線は大幅に超えることは常識的に想定できる。それが四国4県の対立を招いたとしても必要なことと考える。この点も知事に尋ねたい。
私が思うに、そもそも岡山県が費用を負担するのか?愛媛県が分離されるであろう長大な予讃線を第三セクターとして維持できるのか?考えるべきことは多いはずだ。それを先送りする姿勢は時代遅れも甚だしいと苦言を呈したい。署名ありきではなくいろいろな面から議論することが大切であるし、その場を提供するのが、行政の役割であり義務だと信じている。
ついでに書くと国鉄分割民営化は結果的には失敗だった。そこを整理し直さないと地方の鉄道の将来は語れない。

回答内容

メールを拝見しました。

新幹線は、高速道路と並ぶ基礎的な社会経済の基盤であるとともに、観光や産業面での広域的な人流を呼び込むためには不可欠な基本的インフラであり、新幹線が開通した地域のにぎわいの増加を見ても、新幹線がもたらす広域的人流の活性化への効果は明らかであると考えています。
このため、県としては、四国4県の経済団体・議会・自治体からなる「四国新幹線整備促進期成会」とも連携して、四国の新幹線の整備計画への格上げに向けた国への要望に加えて、県民の方に情報提供を行うイベントや、新幹線導入の効果などに関するシンポジウムや勉強会も実施してきたところです。
このたびの署名活動は、四国新幹線整備促進期成会として、新幹線の実現に賛同いただける方の声をかたちにするとともに、一層の理解促進と機運醸成を図るために実施するものですので、ご理解をお願いします。
次に、並行在来線については、新幹線整備により交流人口が拡大することで、新幹線と接続する既存の公共交通の利用者増加が期待できるほか、単線区間が大半の四国の在来線において特急列車の機能を新幹線が担うことで、普通列車では、より利便性の高いダイヤを組むことができるようになるなど、新幹線の導入は、在来線の再活性化の好機であり、新幹線を核とした一体的で連携した交通ネットワークを構築することが可能となるものと考えています。

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