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公開日:2025年03月19日

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ご提言等の内容(公立大学を設立することについて)

受付年月日

2025年02月27日

回答年月日

2025年03月12日

テーマ

公立大学を設立することについて

提言内容

ニュースで、香川県知事が大学進学を機会に県外へ出ていく若者を県内に引きとめるために、公立大学の設立を検討しているという話を聞きました。
私は65歳で、東京の大学を出て東京で働いていましたが、事情があって香川県の企業にUターンし、現在は○○で働いています。この3月末で定年退職し、4月からは年金生活です。
昨年、高校時代の友人に会ったところ、彼は東京に家を持っているが、高松市の実家跡に一戸建て住宅を建てて、70歳になると高松に帰ってくるけれど、それまでは定年後の再雇用で東京で働くと言っていました。65歳を過ぎて、安い給与水準で、他県で働いている県出身者はたくさんいるものと思います。他県で65歳まで働いて身に付けた経験や知識を、出身県である香川県で若者の育成や地元企業に貢献してもらう総合的な対策(体制)を作るということの方が、新しく公立大学をつくることより、香川県の将来には大いなる貢献になると考えます。県内出身者の親が香川県に帰ったとなれば、子孫も県内に移って来ないとも限らないでしょう。
新しく世界レベルの大学をつくるのは大変ですが、すでに世界レベルの技術や知識、経験を身に付けた県出身者を呼び戻して地元経済や若者の定住に貢献してもらう方が、福祉や医療に関する費用はかかっていくと思いますが、効果があると思います。
企業のマッチング以外に、通勤や定住に利便性の高い住居(県営住宅の整備でよいし、民間住宅へのつなぎでもよいと考えます)や福祉・医療施設の整備をして、65歳以上の県出身者にカムバックしてもらう効果は相当大きいものと思います。

回答内容

メールを拝見しました。
県では、現在、大都市圏などからの移住・定住やUJIターンの促進に向けて、本県の魅力の情報発信、仕事や住まいのマッチング、定住のサポートの三つの柱で施策を展開しています。その中には、中高年齢層の方を含め、都市圏などにおける本県への転職希望者と県内企業の求人ニーズを結びつける「プロフェッショナル人材」のマッチング支援事業にも取り組んでおり、これまでに447人の方に県内企業で活躍いただいています。
また、香川県就職・移住支援センター「ワークサポートかがわ」を県内企業の人材確保拠点と位置付け、人材採用コーディネーターによるきめ細かなマッチング支援を通じて、県内外の学生や求職者の県内就職に向けた取り組みを行っているところです。
このような取り組みを通じて、ご提言のありましたように、中高年齢者を含め、多くの方が本県にUターンし、活躍していただけるよう取り組んでまいります。

県立大学の設置・拡充については、現時点で決定したものではありませんが、以下のような状況から検討していく必要はあると考えております。
香川県では、大学進学時と就職時の二つの場面で、人口流出が多くなっており、大学進学時については、進学者の約8割が県外進学となっています。併せて、県外学生のUターン就職率は約3割にとどまっている状況です。一方で、県内出身者が県内大学に進学した場合、約8割が県内で就職している状況です。
こうした中、県立大学の設置、あるいは既存の県立大学の拡充については、大学進学時の県外流出の防止策、また、地域産業を担う人材の育成・確保の観点から、若者の県内定着を図る有効な選択肢となり得ると考えております。

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