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公開日:2022年10月14日

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ご提言等の内容(犬猫の殺処分問題について)

受付年月日

2022年09月25日

回答年月日

2022年10月03日

テーマ

犬猫の殺処分問題について

提言内容

私は香川県在住の30代子育て世代の者です。私が香川県に求めることは、犬殺処分ワースト一位を変えてほしいです。私は、香川県の殺処分のやり方に納得がいきません。
どうすれば現状が変わるのか、誰に伝えればよいか、自分ができることはないか、変えるために力になりたいです。
でも、自分では力が小さすぎて、どうすれば救えるのか分からないまま、自分の中で動けずにいます。
「捕まる=殺される」この考えを変えたいです。
もののように捕まえて、殺す・・・そんな保健所ならばいりません。
捕まえて殺すためじゃなく、生かすために、お金を使ってもらいたいです。
しっぽの森もありますが、入れる枠が少なくて、救える子は限られています。
もっと救うための施設を増やすなどして、救ってほしいです。
施設を増やせば、若者たちの働く場もできると思います。ボランティアさんもがんばっていますが、限界があります。
他の県は、捕まえても、譲渡することに力を入れているので、殺処分を減らせています。
県として、捕まえるだけでなく生かす方に力を入れてもらえませんか。
池田知事に私の小さな願い、思いを叶えていただきたいです。
子どもたちは生き物が大好きです。命の大切さを教える中で、自分の住む地域、県が動物たちを大切にする場所であってほしいと願うばかりです。人にも動物たちにも優しい県に住み続けたいし、帰ってきたいと思うのではないでしょうか。
殺処分問題についてどう考えているか、現状を変えていただけるのか、可能ならば教えていただきたく思います。

回答内容

メールを拝見しました。

本県は、温暖な気候に加え、無責任な餌やり行為も多く、他県に比べ犬や猫の収容数が多いことなどから、殺処分数が多くなっています。
このような状況を改善するため、平成31年3月に開所した「さぬき動物愛護センターしっぽの森」を拠点として、ボランティアなどの協力をいただきながら、動物愛護管理の普及啓発や収容動物の譲渡をより一層進めることにより、殺処分数の減少に取り組んでいるところです。
この結果、令和2年度の譲渡数は、
犬1,170頭(動物愛護センター開所前の平成30年度比31.2%増)、
猫498匹(平成30年度比41.1%増)と増加し、
殺処分数、殺処分率は、
犬570頭(平成30年度比62.5%減)、
31.2%(平成30年度比26.9ポイント減)、
猫342匹(平成30年度比53.7%減)、
41.0%(平成30年度比26.1ポイント減)、
犬猫合わせた殺処分数、殺処分率は、
912頭(平成30年度比59.7%減)、
34.2%(平成30年度比26.5ポイント減)
といずれも大幅に減少しています。
なお、全国比較では多い(高い)方から数えた順位で、猫については、収容数は28位、殺処分数は27位、殺処分率は27位、犬については、収容数は2位、殺処分数は1位となっているものの、殺処分率は改善し、8位となっています。
さらに、令和3年度の殺処分数(速報値)についても、犬293頭(前年度比48.6%減)、猫243匹(前年度比28.9%減)と、前年度を大幅に下回っています。
また、県では、犬は狂犬病予防法、犬猫は動物の愛護及び管理に関する法律や条例に基づき、収容・引き取りなどを行っています。
飼い主から犬猫の引き取りを求められた場合には、引き取りを求める理由や、新しい飼い主を探したかなどを詳細に聞き取り、相当な理由がない場合には、引き取らない場合もあります。
収容された犬猫については、情報を画像とともに収容した保健所のホームページに7日間以上掲載し、さらに、飼い主がいる可能性がある犬猫については、期間を延長して掲載することなどにより、元の飼い主に返還できるよう努めています。
さらに、元の飼い主が現れなかった場合には、譲渡適性が有ると判断した犬猫は、動物愛護センターに搬送し、健康管理や人なれを行った上で、動物愛護センターのホームページなどに画像を掲載し、適正に飼養管理できる方に譲渡しています。
あわせて、犬猫の譲渡適性にかかわらず、収容施設における適正な飼養環境が維持できる限り収容期間を延長し、返還・譲渡の機会を増加させるよう努めているところです。
犬猫の適正な譲渡を推進する一方で、譲渡ボランティアやセンターのもとで、家庭動物として人なれさせようとしてもなお、攻撃性が強く人に危害を与える恐れがあるなどの理由から譲渡することができない犬猫も収容される犬猫の中には含まれており、動物福祉の観点から、やむを得ず殺処分している状況です。
このため、特に犬の収容数が多い状況にある本県では、この収容数そのものを減らすことが最も重要な取り組みとして、さらには、このことが殺処分数の減少にもつながると考え、「飼い主は最後まで責任を持って飼うこと」や、「かわいそうだからといって無責任に餌を与えるだけの行為は結果として不幸な犬猫を増やすこと」などについて、ホームページやSNSなど、さまざまな媒体を活用して、県民の皆さまに広く呼び掛けています。
私は、本県の犬の殺処分数については、改善しなければならない喫緊の課題と考えており、その状況を改善するためにも、より一層適正な譲渡に努め、殺処分の減少、動物愛護管理の推進に積極的に取り組んでまいります。

担当課

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生活衛生課

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087-832-3179

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