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公開日:2022年07月15日

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ご提言等の内容(香東川周辺の美しい風景などについて)

受付年月日

2022年06月16日

回答年月日

2022年07月05日

テーマ

香東川周辺の美しい風景などについて

提言内容

私は◆◆に生まれ育った者ですが、途中各地を転々とし、●●才のときにふる里に帰ってまいりました。
若い頃には少しも気づきませんでしたが、四季折々に彩りを変えるふる里の山々のなんと美しいこと・・・。それから時々写真を撮り始めました。
私たちは子どもの頃、豊かな自然の中で思いっきり遊んでまいりました。
今、川から子どもたちの歓声は消え、小魚の姿さえ見当たりません。両岸には、竹が生い茂り、猪のすみかになっております。
そこで提言いたします。
塩江町には国道193号に沿って、つかず離れずに流れる香東川があります。塩江から岩崎橋までの川には、変化に富んだたくさんの岩もあり、土手に花木を植え、草を刈り、川の清掃をするだけでも、人々に多くの安らぎを与える場所になることでしょう。
初代高松藩主、松平頼重も、音川と岩部に別荘を構え、何度も訪問されたと聞いております。
当時香東川では鮎もたくさん取れたそうです。
富山県でしたか、「木一本、ぶり千本」ということわざがあるそうです。
今スーパーでも地の魚は時々しか見掛けなくなりました。
塩江の山から川を整備し、生い茂った竹を切り続けていけば、やがて、瀬戸内海にも多くの魚が戻ってくるかもしれません。
どうか昔の美しい風景を取り戻す方策をお考えいただきますよう提言いたします。
次の提言は、このところの世界情勢から、今、食料の自給率を上げることが叫ばれています。
農業を事業として立ち上げようとする若者も少しずつ増えてきたように思います。
そういう方たちが希望を持って参加できるようなシステムを、官・民が協力してぜひとも整えていただきたいと思います。
食料危機の時代がすぐそこまで来ているように思われてなりません。
山や川や田んぼを守ることが、農業、環境、観光の面からも、またこれから何百年にわたって代々生き続ける、私たちの子どもたちをも守ることになるということをしっかりご理解いただき、本当の意味での「美しい田園香川」をお築きくださいますようお願い申し上げます。
最後に申し上げたい。塩江町は、四国で唯一内陸部にある高松空港からも近く、大きな災害があったとき避難民を受け入れるには、最適の地ではないかと思います。
宿泊施設もあり、空き家や休耕田も多く、温泉もあります。
避難が長引いたときには、立派な幼稚園、小学校、中学校もあります。
多様な可能性を秘めた塩江町をもう一度見直していただき、有効活用する道を皆さんでお考えいただけたらと存じます。
追伸
同封いたしましたアルバムは、平成3年頃から17年頃まで撮っておりました。近くの香東川周辺の写真を編集してお送りしました。
ほんの二十数年前まで、こんなに美しい風景が広がっていました。ご覧いただければ幸いです。
なお、もう一つ申し上げたいことがございます。
これまでに急傾斜地の工事で県が買い取った2メートルの土地も、何もしないので、国道の両岸でさえ木が茂りトラックの屋根にさわりそうになっています(△△の辺りです)。
▲▲の裏山も私が個人的にシルバーさんに頼んで草刈りをしておりますが、私も◇◇才になり、体調を考えても、いつまでできるか分かりません。
現場の写真も同封いたしましたので、ご覧になりよろしくご配慮くださいますようお願い申し上げます。

回答内容

お手紙を拝見しました。香東川周辺の美しい風景写真のアルバムも同封いただき、ありがとうございました。回答が遅くなり、申し訳ありません。

ご提言の河川に繁茂している樹木などについては、日常的な河川巡視や周辺住民からの通報などにより、現地状況を確認し、川の流れを大きく阻害するものについては、伐採を行っています。
香東川における川の清掃については、ボランティア団体においても毎年数回活動していただいており、県では清掃用具の配布などの支援を行っています。
ご指摘の塩江町から岩崎橋までの香東川沿いに繁茂している竹についても、昨年度(2021年度)現地確認を行った際に、川の流れを大きく阻害する恐れがあるものは、緊急性を考慮し、一部を今年(2022年)5月に伐採したところであり、引き続き、伐採を行っていくこととしています。
今後も良好な河川環境の確保のため、河川の適正な維持管理に努めてまいります。
なお、県では、海につながる山・川・里(まち)も含めて、人が適切に関わることで豊かな海を目指す「里海づくり」に取り組んでおり、河川環境の整備も里海づくりの重要な取り組みであると考えております。

食料自給率のご提言に関しては、〇〇様が感じておられるとおり、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による田園回帰志向の高まりもあって、本県でも就農相談が増えている状況です。本県では、この機を捉えて昨年度から、就農を希望する方々に本県での暮らしや農業の魅力を実感していただくため、「移住就農ツアー」を開催しています。また、先進農家自らが就農準備から独立就農後まで総合的にサポートをする、本県独自の「里親登録制度」を設けて、新規就農相談センターのホームページで里親を紹介しているほか、本格的な研修の前に短期研修を受けることができる「お試し就農」の取り組みも行っており、呼び込みを強化しているところです。
このような取り組みを通じて、県内外の多様な就農希望者が希望をもって就農できるよう市町・農業協同組合(JA)や先進農家などと協力して支援していきたいと考えております。

ご提言の災害時の避難所については、高松市塩江町においては、避難した居住者などが災害の危険がなくなるまで一定期間滞在し、または災害により自宅へ戻れなくなった居住者などが一時的に滞在する指定避難所が、塩江コミュニティセンターおよび塩江小・中学校などの計5カ所、高松市から指定されております。
また、大規模災害が発生した際には、被害の大きさにもよりますが、周辺地域からの避難者を受け入れることも考えられ、地域の方々の避難状況も考慮しながら、各市町と緊密に連携し、適切に対応していきたいと考えております。

なお、ご指摘の国道193号の△△周辺で、道路の両側から道路上に樹木の枝が張り出している箇所については、管轄の高松土木事務所に、当該現場を確認した上で必要な対応をとるよう指示しました。
今後も、県民の皆さまが安全で安心して道路を利用できるよう、適切な道路整備に努めてまいります。

○○様におかれましては、▲▲の裏山にある急傾斜地について、草刈りのご協力を頂きましてありがとうございます。
急傾斜地崩壊防止施設の維持管理については、職員などが定期的に施設点検を実施し、斜面の崩壊による土砂が擁壁背面で捕捉できるよう、空間を確保するための土砂の撤去や、繁茂している樹木の伐採などを実施することとしています。
また、急傾斜地における事業は、施工による受益者が限定されることから、草刈りなどの軽微な維持管理については、地元の皆さまにご協力いただいているところです。
なお、裏山にある私有地については、所有者において必要な維持管理をお願いします。
今後も、急傾斜地の崩壊による災害を防止するため、急傾斜地崩壊防止施設の適正な維持管理に努めてまいりますので、ご理解をお願いします。


河川や急傾斜地の維持管理に関すること:河川砂防課
里海づくりに関すること:環境管理課
就農支援に関すること:農業経営課
災害時の避難所に関すること:危機管理課
道路の管理や整備に関すること:道路課

担当課

担当

河川砂防課

電話

087-832-3537

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087-832-3217

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087-832-3403

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このページに関するお問い合わせ

土木部河川砂防課

電話:087-832-3537

環境森林部環境管理課

電話:087-832-3217

農政水産部農業経営課

電話:087-832-3403

危機管理総局危機管理課

電話:087-832-3184

土木部道路課

電話:087-832-3531