ご提言等の内容(県の救急医療体制に関する改善依頼について)
受付年月日
2024年02月11日
回答年月日
2024年02月21日
テーマ
県の救急医療体制に関する改善依頼について
提言内容
現在、香川県○○、●●(いずれも市町名)では、救急車を呼ぶが、受け入れしていただける病院が決まるまで30分以上の時間を要する。ほとんどの病院が拒否。
この状況を見直して、安心して暮らせる香川県にしてください。
実例(1)○○高齢女性、吐気が続き、呼吸もしんどい状況があり、かかっていた総合病院に電話したところ拒否、その他の総合病院などにも複数電話したが拒否。救急車を呼び、病院を探していただくが、決まるまで30分以上掛かった。◇◇(地名)の病院が受け入れてくれたが、そこの医者いわく、断ろうと思ったが、苦しそうでかわいそうだから受け入れたとのこと。
実例(2)●●高齢男性、夕方食事中に気絶、救急車を呼び受け入れ先を探すが、近隣の総合病院2カ所など地区の当番医を含めて拒否、最終別の病院が受け入れしてくれた。搬送先が決まるまで、これも30分以上掛かっている。さらに距離があるので搬送に時間も掛かる。
大都会でもない香川県で、この現実。特にお年寄りは、トリアージされて積極的に受け入れしてくれない状況とみられる。
回答内容
メールを拝見しました。
救急出動件数が年々増加傾向にある中、特に今年度(令和5年度)は猛暑による熱中症疑いやインフルエンザの早期流行などの影響もあり、受入医療機関の選定に時間を要する事案が増加しています。
こうした中、県では、県内の医療機関や消防機関などで構成する「香川県メディカルコントロール協議会」において、救急の最前線をサポートする共通認識を広げるための「オール香川救急サポート宣言」を令和5年3月に発出し、各医療機関の役割に応じた対応を呼び掛けるとともに、同協議会において、引き続き、対応策の検討を行っています。
あわせて、救急搬送された患者の約4割が入院を要しない軽症患者であることから、真に必要な場合に適切に救急搬送を行うため、県民に診療時間内の受診を呼び掛けるとともに、夜間の急病やけがなどの際に、直ちに医療機関を受診すべきかどうかを看護師などが助言する「救急電話相談事業」を実施しており、こうした取り組みを通じて、今後も救急医療体制の確保に努めてまいります。
救急医療体制に関すること:医務国保課
救急出動件数など救急搬送に関すること:危機管理課