ご提言等の内容(東山魁夷せとうち美術館の対応について)
受付年月日
2023年01月20日
回答年月日
2023年01月30日
テーマ
東山魁夷せとうち美術館の対応について
提言内容
県内に住む高齢者夫婦です。
東山魁夷せとうち美術館は、瀬戸内海や瀬戸大橋に近接して雰囲気が良い上に無料で、よく利用する施設です。
(2023年)1月5日(木曜日)の午後にも二人で美術館へ出かけました。
館内に入って最初の展示を見ようとしたとき、説明する表示板の字が小さくて見えにくかったので、「この字ちいさいなあ、もっと近寄ってみようか」と、二人で会話しました。するとすぐに女性職員が寄ってきて、コロナ対応を説明する紙にある「喋らずに観覧してください」というところを黙って指さし、注意してきました。そのとき観覧者は私たち二人だけで、しかも、ちょっとした会話だけなので、注意する必要があったのでしょうか。
無言で指さしたのも不快でした。いつも館内を一巡した後、喫茶で良い景色を眺めながらお茶していますが、その日はあまりに腹が立ったので注意されてすぐに帰りました。
また、それ以前にも、表示板の字が見えにくく近寄ったときには、(先ほどの人とは別の)女性職員に、「触らないでください」と注意されました。
絵や表示板に触らないことは常識で、そんなことをするつもりもなかったので、非常に気分を害しました。
仕事熱心から来る行動とは思いますが、注意するにしても、来館者が不快に感じないような配慮が必要だと思いますが、いかがですか。
気に入った施設だけに残念な思いでいます。
回答内容
メールを拝見しました。
このたびは、東山魁夷せとうち美術館にご来館いただき、ありがとうございました。また、ご来館の際にご不快な思いをされましたこと、申し訳ありませんでした。
当館では、ご来館の皆さまに快適に観覧いただけるよう、観覧マナーについてのお願いをしていますが、新型コロナウイルス感染拡大以降は、会話をご遠慮いただくことについて、特に留意しているところです。
展示室内でのお願いにつきましては、一部の方から、声をかけられて不愉快とのご意見をいただき、紙に書いた注意事項をお示しする方法で行っています。
また、作品に近づいた際につきましては、ほとんどの方は作品に触れることはないと認識しているものの、過去には、突然作品に手をつく方、チケットや目録で作品に触れる方もおられましたので、皆さまにお声がけさせていただいています。
一方で、ご指摘のとおり、お願いする際には状況を判断し、ケースバイケースの対応も必要と考えます。
今回のご指摘を踏まえ、より柔軟に対応するよう館長に指示しました。
今後とも、皆さまに愛され親しまれる美術館となりますよう、一層努めてまいりますので、引き続きご利用いただきますようお願いいたします。