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公開日:2023年11月17日

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ご提言等の内容(自転車用ヘルメット着用の努力義務化への対応について)

受付年月日

2023年10月13日

回答年月日

2023年11月17日

テーマ

自転車用ヘルメット着用の努力義務化への対応について

提言内容

着用率の高い県については、県がヘルメット購入費用を助成したり、中高校生にヘルメットを配布する施策を講じたりしているようです。
残念ながら香川県においては、広報だけで何の工夫もなく、ましてや通学時間帯に赤色灯を回して走るパトカーはよく見かけますが、ヘルメット未着用の者とすれ違っても注意したりする様子は全くありません。
私立学校の生徒は、ヘルメットを着用して他の歩行者などに配慮する者が多く見受けられますが、県立高校の学生が誰もヘルメットを着用しておらず、歩道を並進し、スマホを操作しながら走っている状況について、知事のお考えを伺いたいものです。

回答内容

メールを拝見しました。回答が遅くなり、申し訳ありません。

香川県における自転車乗車用ヘルメットの着用率は、本年(2023年)7月の全国調査の結果、全国平均13.5%を下回る7.1%と、全国ワースト12位でした。
こうした状況から、全ての自転車利用者に「自転車乗車中の頭部保護の重要性」や「ヘルメット着用による被害軽減効果」について、交通安全教室だけでなく、家庭や学校などあらゆる機会を通じて周知が必要であると感じております。

また、香川県では、人口当たりの自転車の交通事故件数が全国ワースト上位にあり、特に中・高校生では、交通事故による負傷者のうち、自転車乗車中の交通事故の割合が高くなっていることから、県警察では、各校と連携した取り組みを推進しているとお聞きしています。
例えば、本年(2023年)5月に、大手前高松高校を「自転車安全利用推進モデル校」に指定し、生徒会が主体となって、登下校時の自転車通学生徒へのヘルメット着用の呼び掛け、警察官と共同での寸劇を交えた交通安全教室の実施などを行い、自転車ルールの遵守を呼びかけています。
また、高松工芸高校では、自転車競技部などが自転車乗車用ヘルメットの着用啓発を図る動画を制作し、香川県公式チャンネルを通じて、YouTubeにて配信しています。
このように、生徒が主体となって、工夫を凝らした活動を展開することにより、自転車の安全利用と、より一層の交通安全意識の高揚を図っているとのことでした。
一方、自転車乗車用ヘルメットの着用は、現在のところ努力義務であるため、未着用であることだけをもって検挙の対象とはなりませんが、並進や携帯電話機使用などによる走行は、交通法令違反であるとともに、重大交通事故につながる要素の高い行為です。
そこで、県警察では、自転車指導啓発重点地区・路線を中心に交通指導取締りを強化しており、ルールの遵守とマナーの実践を呼び掛けているとのことでした。

なお、県教育委員会では、県内全ての高校生を対象に、自転車利用における交通ルールについて、学習テキストを活用した交通安全教育を実施しており、その中でヘルメット着用が努力義務化されたことや着用の効果についても伝え、ヘルメット着用が促進されるよう、また、ながら運転などの危険な運転をしないよう指導を行っているところであり、引き続き交通安全教育を実施し、交通ルールの順守やマナーの向上などについて指導していくとのことです。

県としては、県内のヘルメットの着用実態を踏まえ、県警察や市町、教育委員会とも連携しながら、ヘルメットの着用促進に向けて効果的な取り組みを進めてまいります。

交通指導に関すること:県警本部交通部交通企画課
高校生への自転車の安全運転の指導に関すること:保健体育課
交通安全に関する周知・啓発に関すること:くらし安全安心課

担当課

担当

県警本部交通部交通企画課

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087-833-0110

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このページに関するお問い合わせ

香川県警察交通企画課

電話:087-833-0110

教育委員会保健体育課

電話:087-832-3763

危機管理総局くらし安全安心課

電話:087-832-3230