ご提言等の内容(県管理河川の土手斜面で行われている不法な野焼き行為について)
受付年月日
2024年10月23日
回答年月日
2024年11月07日
テーマ
県管理河川の土手斜面で行われている不法な野焼き行為について
提言内容
私は現在、自宅近くの県管理の〇〇川土手斜面で行われている業者による不法な野焼き行為と、再犯防止のために斜面に敷かれたコンクリートの撤去について、香川県に指導をお願いしております。
これまでの経緯
約2週間前に土木事務所にて、斜面に敷かれたコンクリート(4×5m程度)およびその上で行われる業者による野焼き行為について相談し、指導をお願いしました。しかし、その後も業者は野焼きを続けており、残念ながら効果が見られませんでした。
そこで、再度県に昨日、相談したところ、「野焼きは警察へ連絡してください」との回答をいただきましたが、県が直接業者に対して指導を行わないことに強い疑問を感じています。土木事務所では「指導を行います」とのことであったにも関わらず、なぜ県全体として一致した対応が取れないのか、組織としての矛盾を感じざるを得ません。
現在の状況
最終的に、10月23日に業者による野焼きが行われ、私が△△署の生活安全課への通報を行い、野焼きの問題は一時的に収まりました。しかし、相談後もまた野焼きが行われたこと、そして今も野焼きが行われていた斜面のコンクリートは依然として残っており、再犯防止のためにも早急にコンクリート部分の撤去をお願いしたいと考えております。
要望
再度お願い申し上げます。野焼きの再発防止のため、以下の2点を早急に対応いただきたくお願い申し上げます。
1.業者に対する適切な指導
2.土手斜面のコンクリート部分の撤去
このままの状況では、再度不法行為が行われる可能性が高いと懸念しております。河川や土手を管理する部署や土木関連の部署との連携を強化していただき、速やかな対応をお願いいたします。
また、県との対応の中で職員から、緊急時には消防に連絡してかまいませんと言われましたが、緊急時にならないために相談しています。住んでいるのは障害者手帳を持っている母親です。この職員の発言意図も知りたいです。
公務員としての知事からの返事をぜひいただきたい。なお、国土交通省の本省の方にも同じ内容の旨伝えています。
現場:(市町名地番)
回答内容
メールを拝見しました。回答が遅くなり、申し訳ございません。
廃棄物の野焼きは、廃棄物の処理及び清掃に関する法律において、一部の例外を除き禁止されており、事業活動に伴って発生する産業廃棄物については県又は高松市が、家庭ごみなどの一般廃棄物については市町が指導などを行うことになっています。
また、河川区域内に野焼きを目的とした工作物を設置する行為は、河川法上認められるものではありません。
このため、10月24日に土木事務所の職員が事業所を訪問し、野焼きの再発防止のため、河川区域内での制限行為について説明を行うとともに、ドラム缶、コンクリート舗装の撤去を指導しました。
その結果、翌25日には当該事業者から是正報告があり、土木事務所と保健福祉事務所の職員が、現場において野焼きの状況と、ドラム缶及びコンクリート舗装が撤去されていることを確認しました。
また、職員の電話対応については、複数の機関で野焼きに関する相談や連絡・通報を受け付けているという趣旨で、産業廃棄物は県又は高松市が、一般廃棄物は市町が指導などを行うとともに、休日・夜間や火災発生の恐れがあるなど緊急を要する場合は警察・消防でも対応していることを申し上げたものです。
○○様には、今回のご相談への対応が遅れたことにより、ご不安とご心配をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
県では、今後も適正な河川管理に努めるとともに、市町や警察とも連携し、廃棄物の不適正な処理の是正に取り組んでまいります。
・野焼きに関すること:循環型社会推進課
・河川の管理に関すること:河川砂防課