ご提言等の内容(都市計画道路と土地収用法について)
受付年月日
2022年10月23日
回答年月日
2022年10月31日
テーマ
都市計画道路と土地収用法について
提言内容
高松市のまちづくりでも重要な路線である都市計画道路の成合六条線の全線開通が一向に見えない。工事の遅れは基本的に用地買収の難航が原因と思われるが、当初計画からは何十年にもなるのではないか。強権政治が良いとは思わないが、中国なら1年もかからないのではないか。土地収用法という伝家の宝刀はどうなっているのか。もし使えないのなら憲法との絡みも含めて根本的な対策が必要ではないか。工事の遅れによる利益は誰にももたらさない筈。公共工事の決定の公開性をもっと上げるのと工事の進捗を抜本的に早めなければ日本の地盤沈下は防げない。最も社会主義の進んだ国と言われないよう公共の福祉と個人の利益を抜本的に考えてみる必要がある。
回答内容
メールを拝見しました。
ご意見いただきました都市計画道路成合六条線は、平成3年に高松市成合町の国道32号から同市六条町の県道高松長尾大内線までの約6.5キロメートルの区間を都市計画決定したものです。
このうち、高松市鹿角町の国道193号から県道高松長尾大内線までの約5.1キロメートルの区間については、香川インテリジェントパークへのアクセスの向上や、周辺道路の混雑解消のため、県道太田上町志度線のバイパス道路として整備を進めています。
これまで国道193号から香川インテリジェントパーク東側までの約4.1キロメートルの区間を4車線で供用開始しており、現在は香川インテリジェントパーク東側から県道高松長尾大内線までの約1.0キロメートルの区間を六条工区として整備を進めています。
この六条工区では、整備効果を早期発現するために、これまで起終点側で合わせて約0.4キロメートルの区間を暫定2車線で供用を開始しています。
残りの約0.6キロメートルの区間については、用地取得が完了した箇所から順次工事を進めているところですが、すべての用地取得の完了に向け、引き続き土地所有者に対して粘り強く交渉を行っているところです。
また、都市計画道路成合六条線のうち未着手となっている国道32号から国道193号までの約1.4キロメートルの区間については、これまでに整備した県道太田上町志度線のバイパス道路を西へ延伸することにより、整備効果のより一層の発揮につながることから、六条工区に引き続き整備が進められるよう、準備を進めていきたいと考えております。
なお、ご指摘の土地収用法に基づく収用制度の適用につきましては、その目的であります「公共の利益の増進と私有財産の調整を図る」という観点を踏まえ、慎重かつ適切に対応してまいります。
道路整備に関すること:道路課
土地収用法に関すること:土木監理課