ご提言等の内容(旧県立体育館の解体について)
受付年月日
2025年07月30日
回答年月日
2025年09月03日
テーマ
旧県立体育館の解体について
提言内容
先日、船の体育館の解体に反対するグループが自分たちで土地を含めて体育館を買い取り、改修するから、県との交渉を進めたいとの会見を行っていました。
私としては大変不快です。
具体的なデータはなく、私の肌感覚なので恐縮ですが、県民の多くは体育館の保存に反対かそもそも関心がない人達が大半かと思われます。
毎日、あの体育館の前を通勤で通っていますが、老朽化して、いつ倒壊するかびくびくしています。県知事ならびに県職員の皆様には粛々と解体をすすめて頂きたいと願っています。
(※同様の趣旨のメールを複数いただいております)
回答内容
メールを拝見しました。回答が遅くなり申し訳ありません。
旧県立体育館は、平成26年に閉館して以来、10年が経過し、これまでに公共団体及び民間団体ともに、これを所有し活用する者がない状況が続き、県としては、旧県立体育館の老朽化及び耐震性がないことから、できるだけ早く安全を確保するため、解体の準備・手続きを進め、現在に至っております。
先日、保存及び利活用を検討されているグループから提案をいただきましたが、この提案においても、旧県立体育館を所有し活用する具体的な主体や耐震対策などの安全面の計画などが明確になっておらず、先延ばしはできないと考えています。
この旧県立体育館は、耐震診断を行ったところ、南海トラフクラスの地震の際には、倒壊の可能性があるとの結果が出ております。
このような状況を判断すると、安全確保のためには、予定どおり解体を進めていくことが最も適切であると考えています。
旧県立体育館については、3D測量や動画撮影などのデジタル技術も活用して、記録を丁寧に残していくことで、丹下健三氏が設計し、多くの建築的な特長を有する旧県立体育館の文化的価値について、後世に伝えてまいりたいと考えています。