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公開日:2021年04月23日

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ご提言等の内容(本州四国連絡橋の無料化について)

受付年月日

2021年04月04日

回答年月日

2021年04月16日

テーマ

本州四国連絡橋の無料化について

提言内容

人口減に拍車がかかる中、四国新幹線の願望がまたぞろ浮上している。夢を見るのも良いが足元を見つめる必要がある。四国の鉄道が岡山で本州につながる首根っこの岡山-茶屋町間でいまだに単線の区間があるのではないか。四国内の鉄道は高速道路に利便性でも経済性でも勝てなくなっており、国の支援で辛うじて命をつないでいるのが現実。(40年程前、○○(鉄道会社名)の人から、四国の鉄道の将来は無い、という話を聞いたのを覚えている)今、もし瀬戸大橋を使って新幹線を引き込んだとして坂出から西に向かうのか東に向かうのか、高松に向かったとしても行き止まりのような今の高松駅ではどうしようもない。(本四架橋の県内3ルートの一本をめぐって結局、ルートは坂出に譲る代わりに鉄道の起点は高松にするという当時の知事裁定で決着したが、もし新幹線が現実のものとなれば線路の引き直しなど当時以上のもめ事があるのではないか)いずれにしても莫大な金のかかる話で、コロナで借金大国に拍車のかかった国におんぶにだっこで良いのかどうか。SDGsに向かうこれからの日本は、今あるインフラをいかに活用するかが求められており、本四橋の無料開放は最大のGoToキャンペーンにもなるはず。建前ではなく本音の政治が求められているのではないか。

回答内容

メールを拝見しました。
四国の新幹線に関心をお持ちいただきありがとうございます。
私は、人口減少、少子高齢化が全国に先駆けて進展する四国地域において、新幹線の整備を図ることは、交流圏や交流人口の拡大による経済活性化に加え、災害耐力の向上や在来線の維持確保などの観点からも、極めて重要だと考えています。
鉄道会社や有識者をはじめ、国、県、市町、経済界などで構成する「四国における鉄道ネットワークのあり方に関する懇談会2」で取りまとめられた中間整理においても、四国が目指すべき将来像として、「新幹線を骨格とした公共交通ネットワークの構築」が明示されています。
また、鉄道会社が先月策定した長期経営ビジョンにおいても、同社の将来の経営自立のため、新幹線の整備の必要性が明記されたところです。
なお、新幹線のルートは、建設主体となる独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構が作成する工事実施計画に記載され、国土交通大臣の認可を受けることで決定されるものと承知しております。
国、地方ともに厳しい財政状況の中、新型コロナウイルス感染症対策を最優先課題として取り組んでいるところですが、一方で、中長期的視点に立って、将来の県の発展に資する取り組みを推進することは重要です。
私といたしましては、既に新幹線規格で整備されている瀬戸大橋などの既存インフラの有効活用という観点も踏まえ、持続可能な公共交通ネットワークに不可欠な四国の新幹線の早期実現に向け、積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
一方、本四高速料金については、国の方針に基づき、本州四国連絡橋の管理会社が国土交通大臣に通行料金の申請を行い、同大臣の許可を受けることになっています。ご提言いただいた本四高速料金の無料化については、直接的な影響を受ける鉄道会社やフェリーなどの公共交通が厳しい経営環境に置かれ、その存続・維持が危ぶまれること、また、これまでの高速道路建設に係る債務返済を税金で賄うことになり、高速道路を利用しない人が負担を強いられるようになることなどの課題があります。
私といたしましては、本四高速の地域間格差のない、利用しやすい料金を実現すると同時に、地域にとってなくてはならない公共交通についても、維持、存続していかなければならないと考えておりますので、ご理解ください。

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