ご提言等の内容(ヤドンの活用について)
受付年月日
2021年11月29日
回答年月日
2021年12月10日
テーマ
ヤドンの活用について
提言内容
先日、栗林公園の紅葉を見て来ました。栗林公園は県が莫大(ばくだい)な維持費を掛けているのでしょう。紅葉自体はきれいでした。個人的には、ライトアップなど人工的な産物を使わずともきれいな、大窪寺や寒霞渓の方が香川の紅葉と言うべきとは思いますが、多くの高松市民も満足していたので、まあいいでしょう。
私が気になったのは、ポケモンヤドンです。にぎやかしでいるのでしょう。コロナ禍にもかかわらず多くのスタッフと共に、歩いていました。休日にもかかわらず多くのスタッフが出勤し休日手当まで出してイベントを実施する必要があるのでしょうか。目的は何でしょうか。子どものため、一部のオタクのため?市役所や町役場の地元民のためのイベントなら分かります。
ヤドンの主体は県ですよね。数年前、ヤドンが出てきたときは、斬新さもあり、インパクトがありましたが、私が知る限り、最近はサンポートや栗林公園での子ども向けイベントでの出演ばかりで、言わば客寄せパンダですよ。ヤドンの目的は何ですか。私が思うに、香川の認知度アップ、県外からの誘客・県外へのPRが目的ではないですか。いつの間にか、イベント屋、客寄せパンダになっています。
ヤドンをやめろとは言いません。税金で実施しているものなので、例えば、首都圏の報道・雑誌・メディアにPRに行くとか、旅行会社へ営業に行くとか、県外目線を持つべきです。
はっきり言います。県外の人はヤドン=香川県という認識はありません。私の、一観光事業者としての提言は「いかに県外へPRするか」「ヤドンの高付加価値を作るべき」この2つです。知事の意見を聞かせてください。
回答内容
お手紙を拝見しました。
「うどん県×ヤドン」コラボ事業は、2018年に株式会社ポケモンと締結した「地域活性化に関する連携・協力協定」に基づき、県外からの観光誘客や県産品のPRを目的として、ポケットモンスターのキャラクター「ヤドン」を「うどん県PR団」に任命し、県内の観光地での写真撮影会などのイベントや、コラボ商品の企画・開発、県外での情報発信などに取り組んでいるものです。
2021年11月20日に、栗林公園で開催したヤドンのグリーティングイベントの誘客効果としては、参加者の約8割は県外から来られていたことから、効果があったものと考えております。スタッフの人員配置については、新型コロナウイルスの感染防止対策として、参加者が密にならないよう、国の基本的対処方針やイベントなどの開催に係る留意事項を順守したため、コロナ渦以前の同様のイベントに比べ、人数が若干多くなりました。
本県では、こうした取り組みのほか、県公式観光サイトやSNSなどを通じて、引き続き国内外への情報発信に努めてまいりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。