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公開日:2021年04月23日

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ご提言等の内容(急激な感染拡大を受けての香川県の対応について)

受付年月日

2021年04月03日

回答年月日

2021年04月15日

テーマ

急激な感染拡大を受けての香川県の対応について

提言内容

2021年3月下旬からの急激な感染拡大を受けての香川県の対応について、これまでの対応も振り返って、留意してほしいことを提案します。
1点目、香川県の感染状況を客観的に分析し、政策提案する専門家会議を設置することを切に願います。今まで、全く議事録の公開すらしたことのない「香川県感染症診査協議会」や「新型コロナウイルス感染症対策協議会」ではなく、政府の分科会や厚労省のアドバイザリーボードのように、情報公開を行う専門家会議の設置と県内の感染状況などの分析結果の公開をお願いします。
2点目、「香川県の現状」資料で公開している指標(4)病床のひっぱく具合に使用している確保病床209床を分母とした数値の他に、現在の病床確保計画フェーズ2に対応した即応病床142の数値も公開してほしい。1月にフェーズを引き上げた際、県立中央病院では病床を確保するまでに約1週間要したため、現在の高松市域での感染拡大ペースが続くと、来週(4月5日からの週)には、病床がひっ迫することは明らかです。手遅れとならないよう、病床のフェーズ格上げをすぐに行ってください。
3点目、さらに、1月の香川県が行った対応で反省すべきことは、約80人の入院等調整中の感染者を、病床のひっ迫具合の指標から外したまま放置し続けたことです。現場の方たちは頑張っていたこととは思いますが、保健所と県の調整本部が機能しなかったことも事実だと思います。入院等調整中の感染者の内訳として重症化リスクの高い人【高齢者や持病のある人】がどの程度いるのかも公表して、病床へさらなる負荷がかかる予見性も見える化して、病床のひっ迫具合を評価してください。
4点目、また、高松市内での聖火リレーの見直しを提案します。3月24日からの県内の感染者数96人のうち85人(89%)が高松市内(県外からの旅行者などを含む)です。この感染拡大ペースで増加すると、高松市の新規感染者は国の指標であるステージ3(15人/週/10万人)を週末に、ステージ4(25人/週/10万人)を来週前半には超過して、緊急事態宣言が必要な基準をオーバーしてしまいます。そんな状況の中、高松市内での計画通りの聖火リレーを開催することには反対です。高松市内の聖火リレーは、夕方の時間帯となっており、沿道に集まった観客は、聖火リレーを見物した高揚感のまま飲食店に流れることが予想されます。高松市内での聖火リレーは、屋島レグザムスタジアム内で、無観客での開催を提案します。
これまでの経験をフルに活かして、県や市町・保健所、事業者、県民が一体となった総動員での感染拡大防止ミッションを行う正念場だと思います。知事のリーダーシップを期待します。

回答内容

メールを拝見しました。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐため、県民の皆さま、事業者の皆さまには、拡大防止対策の徹底についてご協力をいただいており、感謝申し上げます。

1点目について、本県では、今回の新型コロナウイルス感染症の発生に際しても、令和2年6月19日に香川県感染症診査協議会を書面で開催し、相談体制、衛生用品の確保、検査・医療提供体制など、県の新型コロナウイルス感染症対策の状況などについてご報告し、意見を伺いました。
合わせて、本県の新型コロナウイルス感染症患者に対する病床の確保など医療提供体制や検査体制などについては、新型コロナウイルス感染症対策協議会などにおいても、専門的見地から、それぞれの医療機関の実情などを踏まえて調整や協議を行っています。
また、本県の感染状況などについては、香川県対処方針に基づき、指標となる数値を定めており、毎日の数値を公表しております。
現時点では、ご提言の政府の分科会や、厚生労働省のアドバイザリーボードに相当する機関については、設置の予定はありませんので、ご理解ください。

2点目について、「香川県の現状」で公表しております病床のひっ迫具合は、国の新型コロナウイルス感染症対策分科会提言で示された指標および目安を参考にして、最大確保病床の占有率を記載し、作成しています。県の新型コロナウイルス感染症のための最大確保病床数は209床です。病床確保計画のフェーズは入院人数の増減により移行をしており、その時点での医療機関へ病床を準備していただく要請をするための指標です。そのため、病床のひっ迫具合を表すための分母は、病床全体数の209床が適当と考えていますのでご理解いただきますようお願いします。なお、フェーズは4月7日に最高段階に引き上げております。

3点目について、ご提言にありました入院等調整中の人数ですが、1月頃に陽性が確認された方の中には、高齢者施設に入所中の方で介護を必要とされる方も多く、高齢者施設の中でゾーニングをして療養された場合を入院等調整中に含めていましたが、現在は、表記を改めています。感染状況は常に把握し、病床が不足することがないよう努めてまいります。

4点目について、本県では4月4日から24日までを「感染拡大防止集中対策期」に位置付け、感染拡大の抑制に取り組んでいることを踏まえ、聖火リレーにつきましては、沿道で観覧するのではなく、できる限りインターネットライブ中継で視聴いただくよう呼びかけています。
また、沿道での観覧をお考えの皆さまには、お住まいに近い場所で観覧いただくことや、マスクの着用、大声を出さないこと、前後左右の方と適切な距離を取っていただくことなど、感染防止に配慮した行動をお願いしており、当日は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、県実行委員会や県警察などが連携して注意喚起を行うこととしています。
なお、大会組織委員会からは、沿道で密集が生じた場合、密集を避けるよう呼びかけや指導を行い、それでも解消されない場合には、部分的にリレーを取りやめることを検討すると伺っています。
ご提案の高松市内の聖火リレーの見直しにつきましては、これまでに聖火リレーを実施した他県の状況を踏まえると、直ちにルートの変更を行う状況とは考えておりませんが、今後、さらに感染が拡大し、県民の皆さまに外出自粛を要請するなどの場合には、主催者である東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会をはじめとする関係者と、どのように対応するか協議することになると考えています。

私といたしましては、引き続き、感染状況や医療提供体制などを十分に注視しながら、感染拡大防止と社会経済活動の維持・回復との両立に向け、必要な対応を取ってまいりたいと考えておりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。

新型コロナウイルス感染症対策に関すること:健康福祉総務課
医療提供体制(病床確保計画や病床のひっ迫具合)などに関すること:薬務感染症対策課
聖火リレーに関すること:交流推進課

担当課

担当

健康福祉総務課

電話

087-832-3252

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薬務感染症対策課

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087-832-3937

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交流推進課

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087-832-3055

このページに関するお問い合わせ

健康福祉部健康福祉総務課

電話:087-832-3252

健康福祉部感染症対策課

電話:087-832-3937

交流推進部交流推進課

電話:087-832-3055