ご提言等の内容(県立学校の夏季休業延長中の課外授業について)
受付年月日
2021年08月25日
回答年月日
2021年09月16日
テーマ
県立学校の夏季休業延長中の課外授業について
提言内容
(2021年)9月12日まで県立学校の夏季休業を延長することを要請されたとのことですが、私が通っている県立高校では、まだ今後どうなるかが決まっておらず、教員から「夏季休業は延長するが課外は行うかもしれない」という旨を伺いました。
まだ正式なことは決定していないため、課外を行うかどうかは分かりませんが、課外を行うのであれば新型コロナウイルス感染拡大防止のための夏季休業延長が水の泡となってしまいます。
そのため、夏季休業延長ではなく一斉休校を要請していただきたいです。よろしくお願いします。
回答内容
メールを拝見しました。回答が遅くなり、申し訳ありません。
県内の新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況から、ご心配やご不安を抱いておられることと思います。
学校の臨時休業につきましては、文部科学省などから、地域の感染状況を踏まえ、学習活動を工夫しながら、可能な限り、学校行事や部活動なども含めた学校教育活動を継続し、子どもの健やかな学びを保障するとともに、感染が学校内で広がっている可能性が高い場合など、臨時休業が必要な場合でも、保健所などと相談の上、学級や学年単位など必要最低限の範囲での休業にとどめるよう通知されています。
しかしながら、現在、本県はまん延防止等重点措置の実施区域となっており、デルタ株などの変異ウイルスの感染も広がっている状況にあります。学校においても感染者がさらに増える恐れがあることから、より踏み込んだ感染症対策が必要と判断し、県教育委員会において、児童生徒の健康と安全を第一に考え、人流を抑制する観点から、県立学校の夏季休業期間を9月12日(日曜日)まで延長することに決定したものです。
県教育委員会に確認したところ、今回の夏季休業の延長に際して、夏季休業中の補習授業の実施に否定的なご意見がある一方で、学習機会の確保や学びの保障、生徒の居場所の確保などの観点から、通常授業の早期再開への要望も保護者などから寄せられていたとのことです。
課外授業を行う県立高校では、夏季休業の延長期間中においても、登校時における健康観察、手洗いや咳エチケット、換気といった基本的な感染症対策に加え、身体的距離の確保、感染拡大リスクが高い「3つの密(密閉・密集・密接)」や特にリスクの高い5つの場面を回避するなどの感染症拡大防止により一層取り組むとのことでしたので、ご理解いただきますようお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症による社会状況は日々変化していることから、県では引き続き、状況を慎重に見極めながら適切に対応してまいります。