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公開日:2021年09月17日

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ご提言等の内容(学校での感染対策などについて)

受付年月日

2021年08月22日

回答年月日

2021年09月09日

テーマ

学校での感染対策などについて

提言内容

(1通目)
2021年8月20日から、香川県も「まん延防止等重点措置」の適用を受けることとなりましたが、県内での新規感染者数はここ数日100名前後で推移しており、人口10万人あたりの週あたり新規感染者数の指標は、この一週間、40人~60人で推移しており、上昇傾向にあります。
人口規模その他の諸条件に違いがあるため、単純な比較はできませんが、本年7月以降、この指標が45人を超えた都道府県のその後の動向を見ますと、ほぼ横ばいの状態となっている石川県を除き、そのほとんどでさらなる感染状況の悪化が起こっています。
香川県においても、今後のさらなる感染状況の悪化を想定して、先手先手の対応をとる必要があると思います。
現在、流行しているデルタ株は従来株と比べて非常に感染力が強く、またワクチンの効果が薄まることが指摘されています。さらに10歳代の中高生など若年層の感染者の割合が高まっていることも特徴です。既に県内外では部活動でのクラスターが多数発生しています。
こうした中で、来月からは小中高で2学期が始まります。既に高校では課外授業や9月上旬の文化祭に向けての準備が行われているところもあるようです。中高では部活も行われています。
8月19日付の教育委員会の通知では、部活動の練習試合などが禁止され、昼食を挟んだ活動を行わないこと、文化祭は保護者などを入れずに非公開で行うことが示されております。
しかし、部活帰りとおぼしき高校生などが、うどん屋やファミレスなどでお喋りをしながら昼食をとっているシーンをしばしば見かけます。2学期が始まれば、教室で数十人の子どもが密集状態で給食や弁当を食べることになります。このような状況では、いくら感染対策を徹底して行うといっても、十分な対策とはなりえません。
また、文化祭は、暑い中での準備作業で熱中症対策のためにマスクを外すシーンが予想されますし、普段の授業では交わることのない学年・クラスの生徒が接触するシーンが増します。さらにブラスバンドや軽音部の演奏など、飛沫が飛びやすい活動もあります。
普段の学校生活と比べても格段に感染リスクの高い活動となることは間違いありません。
学校内で大規模なクラスターが生じた場合、当然のことながら、そこから同居する家族への家庭内感染が起こり、県内の医療状況に大きな負荷を与えることが予想されます。既に東京など大都市圏では、医療崩壊とも言うべき状態に陥っており、救える命が救えない事態が起こっています。
既に他の都道府県や政令市などでは、部活動の停止や文化祭の延期・中止を通知しているところもあります。香川県も、早晩それらの自治体と同じような感染状況になることは避けられません。状況が悪化したら対策を強化するのではなく、状況を悪化させないように予防的に対策を強化する必要があるのではないでしょうか?
以上、長文になりましたが、要点をまとめますと、
・中学・高校における部活動を停止すること
(新人戦などの大会についても可能な限り中止・延期を求めること)
・高校における文化祭を中止もしくは延期すること
(最低限、ブラスバンドの演奏などのリスクの高い出し物を禁止すること、昼食を挟まずに半日での開催とすること)
を県として決定するよう、強く求める次第です。
浜田知事も先日の全国知事会のオンライン会議で、国に対してロックダウンなどの強い措置も含めて検討を求めていましたが、県としてできることは、県としてすべてやる必要があると思います。
「感染対策を十分に行って~」などという曖昧(あいまい)な指示ではなく、具体的なネガティブリストを示すことで、子どもたちと家族を守り、医療体制を守っていただけるよう、強く要望します。
(2通目)
浜田知事が本日の記者会見で、県教育委員会に対して、県立学校の夏休み延長を含めた対策を検討するよう要請されたことを報告されていました。
これについて、先程、県立高校で教員をしている知人に電話で聞いたところ、まだ教育委員会から詳しい通知などが来ていないので、はっきりとは決まっていないが、夏休み延長となれば、その期間にも夏休みの課外授業を行うことになるので、その準備をしなければならない、という話でした。
しかし、もし仮に始業式を遅らせて正規の授業などは行わないが、夏休み中の課外授業や部活動、文化祭準備などの活動は認めるというのでは、あまりに矛盾した対応に思われます。
お盆の期間、部活なども含めて、学校での活動がストップしていましたが、先週・今週あたりから部活動や課外授業が始まっている高校が多いようです。
今年は、昨年と比べてもお盆の時期の帰省が多かったという報道がなされています。高校生についても、県外から帰省してきた親戚や県外の大学などに進学して帰省した先輩などと会食をするなど、普段の生活とは違う人々との接触が増えているはずです。
また、学校においては、家庭内で感染した生徒が、学校で他の生徒に感染を広げたり、学校で感染した生徒が、家庭内で家族に感染を広げたり、という危険も大きいです。
それを踏まえると、この時期に学校での活動を極力抑えることは、きわめて重要な意味を持つと思います。
先日、県内に住む知人が感染者の接触者と特定されましたが、検査対象者が多いため、検査は4日後になると保健所から言われたそうです。
学校でのクラスター発生となれば、場合によっては百人単位で検査が必要になると思います。検査体制や医療体制に与える影響は甚大です。
教育委員会とも連携して、具体的かつ実効性のある対策がとられることを強く希望します。

回答内容

メール2通を拝見しました。回答が遅くなり、申し訳ありません。

県内の新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況から、ご心配やご不安を抱いておられることと思います。

現在、本県はまん延防止等重点措置の実施区域となっており、デルタ株などの変異ウイルスの感染も広がっている状況にあります。学校においても感染者がさらに増える恐れがあることから、より踏み込んだ感染症対策が必要と判断し、県教育委員会において、児童生徒の健康と安全を第一に考え、人流を抑制する観点から、県立学校の夏季休業期間を(2021年)9月12日(日曜日)まで延長することに決定したものです。

部活動については、他校との交流(練習試合・合同練習など)、県外での活動(練習試合・選手やコーチの招聘(しょうへい)、県外の卒業生などの練習参加)、県内外を問わず宿泊を伴う活動を行わないこと、全国または四国ブロックの競技大会などに参加する場合には、実施計画や大会要項を校長が確認し、主催団体が示す感染予防対策ガイドラインや本県が示している通知などを踏まえた感染防止対策を徹底することを、県教育委員会から県立学校に対して通知していますので、ご理解をお願いいたします。

また、文化祭については、9月12日(日曜日)までは行わないこととしており、13日以降への延期や中止を各学校において検討していると聞いています。

市町(学校組合)立の小・中学校につきましては、各地域の実情を踏まえながら、設置者である市町(学校組合)教育委員会において判断しています。県立学校の対応や児童生徒の居場所の確保の観点などを踏まえ、各市町の実情に応じて感染症対策の徹底を図るよう、県教育委員会から依頼しました。

私立学校につきましても、県立学校における対応をお知らせし、県立学校の対応を踏まえて、各私立学校の実情に応じて感染症対策の徹底を図るよう依頼しております。

新型コロナウイルス感染症による社会状況は日々変化していることから、引き続き、状況を慎重に見極めながら適切に対応してまいります。

県立高等学校に関すること:高校教育課
県立特別支援学校に関すること:特別支援教育課
市町(学校組合)立学校等に関すること:義務教育課または各市町教育委員会
私立学校に関すること:総務学事課
学校における感染症対策に関すること:保健体育課

担当課

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このページに関するお問い合わせ

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