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公開日:2021年10月15日

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ご提言等の内容(殺処分について)

受付年月日

2021年10月02日

回答年月日

2021年10月08日

テーマ

殺処分について

提言内容

罪なき動物、譲渡条件うんぬんではなく、殺処分は、やめていただきたいです。
生かすためのセンターへ変わってください。

回答内容

メールを拝見しました。

本県は、温暖な気候に加え、無責任な餌やり行為も多く、他県に比べ犬や猫の収容数が多いことなどから、殺処分数が多くなっています。
このような状況を改善するため、平成31年3月に開所した「さぬき動物愛護センターしっぽの森」を拠点として、ボランティアなどの協力をいただきながら、動物愛護管理の普及啓発や収容動物の譲渡をより一層進めることにより、殺処分数の減少に取り組んでいるところです。
この結果、令和元年度の譲渡数は、
犬1,189頭(前年度比33.3%増)、
猫512匹(前年度比45.0%増)と増加し、
殺処分数、殺処分率は、
犬920頭(前年度比39.6%減)、
41.5%(前年度比16.6ポイント減)、
猫455匹(前年度比38.4%減)、
46.4%(前年度比20.7ポイント減)、
犬猫合わせた殺処分数、殺処分率は、
1,375頭(前年度比39.2%減)、
43.0%(前年度比17.7ポイント減)
といずれも大幅に減少しています。
さらに、令和2年度の殺処分数についても、犬570頭(前年度比38.0%減)、猫342匹(前年度比24.8%減)と、前年度を大幅に下回っています。
県では、収容された犬猫の情報を画像とともに収容した保健所のホームページに7日間以上掲載し、さらに、飼い主がいる可能性がある犬猫については、期間を延長して掲載することなどにより、元の飼い主に返還できるよう努めています。
また、元の飼い主が現れなかった場合には、譲渡適性が有ると判断した犬猫は、動物愛護センターに搬送し、健康管理や人なれを行った上で、動物愛護センターのホームページなどに画像を掲載し、適正に飼養管理できる方に譲渡しています。
あわせて、犬猫の譲渡適性にかかわらず、収容施設における適正な飼養環境が維持できる限り収容期間を延長し、返還・譲渡の機会を増加させるよう努めているところです。
犬猫の適正な譲渡を推進する一方で、譲渡ボランティアやセンターのもとで、家庭動物として人なれさせようとしてもなお、攻撃性が強く人に危害を与える恐れがあるなどの理由から譲渡することができない犬猫も収容される犬猫の中には含まれており、動物福祉の観点から、やむを得ず殺処分している状況です。
このため、特に犬の収容数が多い状況にある本県では、この収容数そのものを減らすことが最も重要な取り組みとして、さらには、このことが殺処分数の減少にもつながると考え、「飼い主は最後まで責任を持って飼うこと」や、「かわいそうだからといって無責任に餌を与えるだけの行為は結果として不幸な犬猫を増やすこと」などについて、ホームページやSNSなど、さまざまな媒体を活用して、県民の皆さまに広く呼び掛けています。
私は、本県の犬の殺処分数については、改善しなければならない喫緊の課題と考えており、その状況を改善するためにも、職員を派遣するなど他自治体の取組みを参考にしながら、より一層適正な譲渡に努め、殺処分の減少、動物愛護管理の推進に積極的に取り組んでまいります。

担当課

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生活衛生課

電話

087-832-3179

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