ご提言等の内容（女性参画の相談窓口のあり方について）

受付年月日

2021年07月12日

回答年月日

2021年07月30日

テーマ

女性参画の相談窓口のあり方について

提言内容

他県から2021年4月にふるさとに帰った者です。
コロナの中、飲食店での仕事が無くなり、別の仕事で子どもを養って生活していましたが、これ以上、生活が続かなくなり、地元香川へ帰ることにしました。
前の自治体では、子ども2人との生活に困り果て、別れた夫との関係のこともあり、住んでいた近くの男女参画のセンターで、いろいろな相談に乗ってもらい、相談の際には、生理用品や食料も支給され、大変ありがたく頂戴していました。
地元香川に帰り、県の男女相談の窓口に、同じようなことができないかと、相談メールを差し上げたところ、県ではそうしたことはやっていないので、市の方にでも相談してほしいとの趣旨での返事がありました。詳しくは、お付けしているような長い文章の回答がありましたが、要は、相談と支給を合わせたような対応は、こちらではできないとのものでした。（メール相談に対する相談窓口からの回答文書を添付）
私は、地元に帰ったこともあり、案内いただいたような、市の相談窓口には、近すぎて行きにくいので、県ならば、と相談したつもりです。また、何より、生理の貧困が、これだけ世間をにぎわせているのに、県レベルの女性のための相談窓口でありながら、生理用品などの準備もしながら、隠れて貧困に悩むような女性の相談を掘り起こすようなことが、なぜできないかを、あらためてお聞きしましたが、そうした対応はしていないとの一点張りと受け取っています。
親しい友達に聞くと、市では男女参画センターで対応しているようですし、県レベルでも、住んでいた自治体はもちろん、お隣の県でも男女参画のセンターで生理用品などの提供も兼ねて、相談体制を充実していると聞きました。
地元のニュースを見ていると、香川県でも学校では、そのような支給と相談体制の充実を図っているようですが、肝心の女性のための窓口で、どうしてできないのか、よく分からず、今回、お手紙をお出しした次第です。私のことはともかく、同じような困窮する女性の味方になるような窓口であるべきではないかと、税金を払う身からすると、怒りすら覚えているのが本音です。
誠に勝手なお手紙になり、本当に申し訳ないのですが、弱い者にも優しい地元であってほしいとの思いで、あえてお手紙を出させていただきました。
忙しい知事に、こうした些細（ささい）な相談ごとが聞こえているかどうかは分かりませんが、生理の貧困が話題になる中で、どうか、女性参画の相談窓口にあり方について、もう一度、お考えいただきたく、また、帰ってきて良かったと思える香川にしてもらえるよう、是非ともお願いする次第です。

回答内容

お手紙を拝見しました。回答が遅くなり、申し訳ありません。
かがわ男女共同参画相談プラザについてご意見をいただき、ありがとうございます。
新型コロナウイルス感染症の影響が長引く中、さまざまな理由で生理用品を購入できない女性に対しては、単に配布するだけではなく、一人一人が抱えている事情に寄り添った相談支援を行うことが重要と考えております。
このため、本県では、各市町の社会福祉協議会やNPOなどの支援団体において、さまざまな相談・支援を行うことに合わせ、災害用に備蓄していた生理用品を無償配布することとしましたので、そちらをご利用いただければと思います。
また、かがわ男女共同参画相談プラザは、女性のみの窓口ではなく、男女共同参画の視点から、男女を問わずに、性別による差別的取り扱いや、夫婦、家族などの人間関係などに関する悩みや相談に対応する相談室として設置しております。食料や生理用品の配布などの物資支援は行っておりませんが、何かお困り事がありましたら、ご相談をお聞きして、解決策を一緒に考えさせていただいたり、情報提供をさせていただいたりすることは可能ですので、いつでもご相談ください。
なお、女性を対象にした相談窓口として、香川県子ども女性相談センターにおいて、家庭内の問題や、生活の行き詰まりなどに関する相談に対応しておりますので、こちらもご利用ください。
ご意見を踏まえて、今後も、相談者の方に寄り添った支援ができるよう努めてまいります。

かがわ男女共同参画相談プラザに関すること：男女参画・県民活動課
子ども女性相談センターに関すること：子ども家庭課