ご提言等の内容(コロナワクチン3回目の接種について)
受付年月日
2022年01月18日
回答年月日
2022年01月28日
テーマ
コロナワクチン3回目の接種について
提言内容
私は、障がい者の通所介護施設で勤務している看護師です。
一般の接種より、職域接種の方が早いと判断し、あえて職域接種を選択したのですが、確か職域接種1回目の募集がワクチン不足?の理由で遅れ、2回目募集の職域接種で申し込み、○○で(2021年)9月1日に最終2回目のワクチンを接種しました。
一般と職域の両方で申し込みは不可ということで、あえて職域接種の方に希望を託しました。
その結果、結局、一般で申し込んだ人の方が、接種時期が早いという矛盾が生じました。
今回●●(市町名)から施設に、待望の3回目接種の募集がありましたが、2回目接種から6カ月経過が対象条件ということで、残念ながら対象には該当しませんでした。
私が勤務する障がい者の介護施設の利用者は、26名中9名は、本人の身体事情で、マスクを装着することができません。他の4名はマスクを装着しても、すぐに破ったり、ずらしたりしてしまいます。残り13名は、何とか自力あるいは介助でマスクを装着しますが、正しい装着の持続は困難です。
もう一つ大切な感染対策である手洗いや手指消毒も、全員が全介助あるいは部分介助を要します。
それに加え、換気など、職員は一生懸命感染対策に取り組んでいますが、とりあえず現場で働いている職員の希望は、3回目のワクチン接種になります。
これは、多くのエッセンシャルワーカーとして働く人にも、当てはまると思われます。
それぞれ皆、生活背景があり、個人的には、家族や多くの友人が私と同様に医療関係の仕事を含むエッセンシャルワーカーに従事しています。私も看護師として勤務しながら、ほぼ毎日ワクチン未接種の若い親族と接するため、特養に入所している親族の面会を差し控え、自主的に行動制限しています。
毎日ニュースなどで、政府の素早い対応という言葉が飛び交っていますが、本当に現場の状況が理解されておらず、先が見えないという憤りを感じております。ワクチン接種しても、効力が出るのは早くても1週間から2週間を要します。
それらを考慮し、どうか、1日でも早く前倒しで3回目のワクチン接種がスムーズにできますよう、香川のような小さな県からも、政府にどんどん働きかけていただきたいと切に思います。総理は、いつも国民の声を聞くと言われていますが、もう一つの、本当に「聴く」方の力を発揮していただきたいと切に思います。
この文章を作成し始めたのが、先週末でしたが、先ほど今日の感染者が120人という速報が出ました。現場の者は、本当に身近に危機感を強めています。
政府は、いつもの無責任な言い方で、自治体の判断でワクチン接種の前倒しも可と言っているではありませんか。どうか適切な判断を、切に願います。
回答内容
お手紙を拝見しました。
新型コロナワクチンの3回目接種については、2回目接種完了から原則8カ月以上経過した方を対象に接種することとなっていますが、感染防止に万全を期する観点から、医療従事者等や重症化リスクの高い高齢者施設入所者などは、接種間隔が6カ月に、その他の高齢者は、令和4年2月以降、接種間隔が7カ月に、3月以降は接種間隔が6カ月に短縮され、その他一般の者についても、3月以降は接種間隔が7カ月に短縮されることとなっています。
現在、各市町において前倒しでのワクチン接種が進められているところであり、私といたしましても、県全体のワクチン接種が円滑に進むよう、引き続き、市町と連携して取り組んでまいります。